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【全身白ですが、これでも草なんです】

宮城県は大崎市にある鳴子峡を訪れました。

現在、鳴子峡の遊歩道は土砂崩れのため通行止めになっており、殆ど水に近づかず森の中を歩く大深沢遊歩道があります。今回はここをゆっくり歩きました。

鳴子峡は紅葉の絶景で知られますが、全身が緑に染まるような新緑の時期もまたいいものです。訪れた日は雨でしたが、森が雨水をしのいでくれ、快適に歩けました。

 

歩いていると、緑の中にひときわ輝く白いかたまりがあります。

近寄ってみると、「ギンリョウソウ」の一群でした。

キノコと間違える人も多いと聞きますが、これでもれっきとした花で光合成はせず、菌類に寄生して生きる植物です。

じっと見ていたらうつむいた花にマルハナバチが潜り込んでいきます。

ハチが来るなら蜜があるのかなと思い、小指を花につっこんで舐めてみると甘い!ハチが来るのも頷ける甘さでした。

東京近辺でも生息し、梅雨の時期に開花しますので、探してみてくださいね。