くるくる花弁はマルハナバチの足場。

高尾山の北側、日影沢を観察会の下見で歩きました。

写真はこの時期、あちこちで見られるウリノキの花。

下向きの花ですが、開花すると花弁がくるくるとコテを当てたように

上に巻き上がります。

大きな葉に隠れて咲くので、あまり目立たないのですが、マルハナバチにとっては良い蜜源らしく、花から花へと飛び回っていました。

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【ダイヤモンド富士_高尾山】

冬至の高尾山の風物詩、ダイヤモンド富士。

 

日中のお天気は良かったのですが、15時過ぎの富士山は雲がかかっていて、夕日は期待できそうにありませんし、山頂も人出がありません。

山頂のお茶屋さんは、『今日はダメだと思って帰ってしまうお客さんが多いみたいなんです』と仰っていましたので、無理かなと思いましたが、16時10分頃、それまで雲の切れ間から眩しく反射していた光が半円になったと思ったら、富士山のシルエットがくっきり見えたではありませんか。

『おおおー』というため息のような歓声のような声が周囲から上がるなか、太陽の面積が

どんどん狭くなり、きらっと小さなトパーズのように煌いた後は、夕焼けに墨色の富士山が

浮かび上がりました。

 

毎年見られる現象ですが、やはり何度見ても一年の締めくくりと安心します。

 

 

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【ムササビの夏ごはん_高尾山】

夏の終わりの高尾の森はグレープフルーツのような爽やかな香りが漂います。
その香りの出どころはこれ。
カヤという木の実がたくさん落ち、何かにかじられたような
歯型がついています。
この時期のカヤの実の中の種子はムササビのごはんになります。
毎年食べに来ているようですよ。

岐阜の方ではカヤにチョコレートをまぶしたお菓子が売られているとか。
人間も美味しいカヤの実、ムササビも美味しく感じているのでしょうか。

 

 

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【森のそうじ屋さん_高尾山】

初夏から秋に歩くと、よく見かける足の細くて長い生きもの。

「クモ」と言われる方が多いのですが、クモではなく、「ザトウムシ」の仲間です。

クモとの違いは、クモは体が2つに分かれていますが、ザトウムシは分かれていません。

ダニに近い仲間です。

また、クモは生きた虫を食べますが、ザトウムシは弱った虫や死んだばかりの虫を食べるので、「森のそうじ屋さん」と呼ばれます。

 

写真のザトウムシは死んだツノゼミを食べています。

他に見かけた個体はアケビやキイチゴのような柔らかい木の実を食べていました。

 

高尾山では、コースや場所によって見られるザトウムシの種類が違います。

例えば湿った沢沿いを歩く琵琶滝コースでは黒いオオナミザトウムシ、

乾いた尾根沿いを歩く稲荷山コースでは赤茶色のアカサビザトウムシ、

ケーブルカーから上の方では小さな体のモエギザトウムシ。

触っても毒はありません。

前から二番目の足が長く、さぐるように歩くので『座頭虫』の名がつけられたそうです。

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