【1/14、地図読み教室を実施しました】

締切がタイトだったのにもかかわらず、1/14は5人の方にお集まりいただきました。

毎回、事前のアンケートと予習クイズ(最近は毎回設問を変えています)をお願いしているのですが、予習クイズの正答率が高く、『きっと地図読み初心者ではないであろう』方ばかりでした!

今回は葉も完全に落ち、高尾山方面の展望がよかったので、東高尾山稜~高尾山南側が入る地形図を使い、地図記号の解説や、コンパスで現在地確認をする方法などをお伝えしました。

歩いた道には、ムササビがスギの花芽を食べた痕、ヤブコウジの赤い実、咲き始めたヤブツバキ(写真)が見られました。

地図読み教室の今後の予定は未定ですが、決定しだい、またHP上でお知らせいたします。

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【金比羅台からの夜景】

来月の地図読み教室のコース選びと今週末のムササビ観察会の下見で数年ぶりに金比羅台へ登ってきました。

金比羅台までの道は高尾山の旧道。かなり急でここ数日降雨が無いので、砂地や岩がむきだしになっている箇所は、乾いて少し滑りやすいです。

冬の凍結している時期は下りに使うのは避けた方が懸命かと思われます。

金比羅台には麓からは45分ほどで到着。

振り返ると無数の星をばらまいたような光景が広がっています。

下に見える光の横線は京王線。『銀河鉄道(?)』のようでしたね。

帰りは舗装された1号路で下山。18時過ぎにムササビの鳴き声が下の方で3回ほど聞こえました。繁殖期はもう過ぎたようで、静かな夜歩きでした。

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【ここには生えてなかったのに】

観察会の下見で日影沢林道から小仏城山に登りました。

9月にこの道を通るのは、3年ぶりのことです。

日影沢林道の一般車通行止めのゲートより下は、9月になるとナギナタコウジュとツリフネソウが多かったのですが、今回、この花が沢山あることに気づきました。

ジャコウソウです。

 

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【ウズグモのマンション。】

高尾山の北側、小下沢を歩きました。

以前、キャンプ場があった場所に石垣があり、ふと覗いてみると、直径3cmくらいの白いレースのような円が石垣の隙間にたくさん浮かんでいました。

 

それぞれの円をよく見ると、裏に薄茶色のクモが1匹づつ隠れています。

これはウズグモのなかまの巣。

渦を巻くような網を張るから『ウズ』グモです。

石垣の隙間は暗いので、たくさん住んでいることがわかりました。ウズグモのマンションのようです。

これでは目立ってしまって、虫がひっかからないのではと思うのですが、網を補強するためでは?外敵から隠れるためでは?などいろんな説があるようです。

白い円をつついてみましたが、じっとしてその場からなかなか離れないので、

クモにとってはこの円は隠れ場所なのかもしれませんね。

 

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【くるくる花弁はマルハナバチの足場。】

高尾山の北側、日影沢を観察会の下見で歩きました。

写真はこの時期、あちこちで見られるウリノキの花。

下向きの花ですが、開花すると花弁がくるくるとコテを当てたように

上に巻き上がります。

大きな葉に隠れて咲くので、あまり目立たないのですが、マルハナバチにとっては良い蜜源らしく、花から花へと飛び回っていました。

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オトシブミの季節になりました

京王線高尾山口駅から東高尾山稜の四辻に向かう谷沿いの道。

狭い道ですが、四季折々に様々なものが見られるのでよく歩いています。

今回見つけたのは、エゴノキにぶら下がる、葉っぱの巻物。

これを見ると『晩春』『初夏』という言葉が浮かびます。

 

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こんなところにクルミが。

東高尾山稜の四辻に向かう谷沿いの道を歩いていたら、穴の開いた古いオニグルミの実が2つ、土に埋もれているのが見つかりました。

どうやらネズミに食べられた痕のようです。ネズミは地面に押さえつけてクルミの両脇に穴を開けて中身を食べます。

オニグルミは谷筋に多い木ですが、あたりを見回してもオニグルミの木は見えませんでした。

小さなネズミが自分の顔ぐらい大きなクルミを運んでいるのを想像すると、なんだかほほえましくなりました。

 

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【蛇が結ぶ茨??~ジャケツイバラが満開~】

5月中旬の高尾周辺の山は、遠くからでも判るほど黄色い花があちこちで目立ちます。

特に京王線高尾山口駅のホームから東高尾山稜を見ると、山に黄色のストールをかけたように見えます。つる植物なので、他の木に巻き付いて大きくなります。

この黄色い花はマメ科の「ジャケツイバラ」。「蛇結茨」と書くそうです。なぜこんな名になったのか、以前から不思議に思っていましたが、手に取って見られる場所がありましたので、近寄って見てみました。

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【ダイヤモンド富士_高尾山】

冬至の高尾山の風物詩、ダイヤモンド富士。

 

日中のお天気は良かったのですが、15時過ぎの富士山は雲がかかっていて、夕日は期待できそうにありませんし、山頂も人出がありません。

山頂のお茶屋さんは、『今日はダメだと思って帰ってしまうお客さんが多いみたいなんです』と仰っていましたので、無理かなと思いましたが、16時10分頃、それまで雲の切れ間から眩しく反射していた光が半円になったと思ったら、富士山のシルエットがくっきり見えたではありませんか。

『おおおー』というため息のような歓声のような声が周囲から上がるなか、太陽の面積が

どんどん狭くなり、きらっと小さなトパーズのように煌いた後は、夕焼けに墨色の富士山が

浮かび上がりました。

 

毎年見られる現象ですが、やはり何度見ても一年の締めくくりと安心します。

 

 

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【ムササビの夏ごはん_高尾山】

夏の終わりの高尾の森はグレープフルーツのような爽やかな香りが漂います。
その香りの出どころはこれ。
カヤという木の実がたくさん落ち、何かにかじられたような
歯型がついています。
この時期のカヤの実の中の種子はムササビのごはんになります。
毎年食べに来ているようですよ。

岐阜の方ではカヤにチョコレートをまぶしたお菓子が売られているとか。
人間も美味しいカヤの実、ムササビも美味しく感じているのでしょうか。

 

 

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【こんなに小さくとも ~川虫~】

2004年から年に数回行っている、東京都多摩川の支流の上流部での水生生物調査。
川の虫の種類で、川の水のきれいさが分かると知り、始めました。
国のHPでは、川の水質を4段階に分けています。

例えば、

  1. サワガニ・カワゲラの幼虫・プラナリア→たいへんきれい
  2. ホタルの幼虫・一部のトビゲラの幼虫→きれい
  3. ザリガニ・一部のヒル→よごれている
  4. イトミミズ→たいへんよごれている

どのランクの虫が一番多く数が出るかで、判定します。

2か所の場所を決めて、もう10年以上になりますが、虫の種類もだんだん変わってきたなと感じます。
10年前に比べて水位が低くなってきたためか、速い流れに棲む虫が減ってきたようです。

また、一年を通じて一定の水質ではなく、よごれたりきれいになったりするのを見てきたので、大変面白く、今後もずっと続けたいですね。

写真の虫は、「キタガミトビケラ」の幼虫。
『川のミノムシ』みたいで、愛らしい姿です。
水の中の岩にひも付きの巣をつけ、その中で流れてくる虫を捕まえます。
危険を感じると、自分でひもを切って流れていくので、水の中に入るとちぎれたひもが岩にブラブラしています。

 

 

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【森のそうじ屋さん_高尾山】

初夏から秋に歩くと、よく見かける足の細くて長い生きもの。

「クモ」と言われる方が多いのですが、クモではなく、「ザトウムシ」の仲間です。

クモとの違いは、クモは体が2つに分かれていますが、ザトウムシは分かれていません。

ダニに近い仲間です。

また、クモは生きた虫を食べますが、ザトウムシは弱った虫や死んだばかりの虫を食べるので、「森のそうじ屋さん」と呼ばれます。

 

写真のザトウムシは死んだツノゼミを食べています。

他に見かけた個体はアケビやキイチゴのような柔らかい木の実を食べていました。

 

高尾山では、コースや場所によって見られるザトウムシの種類が違います。

例えば湿った沢沿いを歩く琵琶滝コースでは黒いオオナミザトウムシ、

乾いた尾根沿いを歩く稲荷山コースでは赤茶色のアカサビザトウムシ、

ケーブルカーから上の方では小さな体のモエギザトウムシ。

触っても毒はありません。

前から二番目の足が長く、さぐるように歩くので『座頭虫』の名がつけられたそうです。

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