【ここには生えてなかったのに】

観察会の下見で日影沢林道から小仏城山に登りました。

9月にこの道を通るのは、3年ぶりのことです。

日影沢林道の一般車通行止めのゲートより下は、9月になるとナギナタコウジュとツリフネソウが多かったのですが、今回、この花が沢山あることに気づきました。

ジャコウソウです。

 

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ウズグモのマンション。

高尾山の北側、小下沢を歩きました。

以前、キャンプ場があった場所に石垣があり、ふと覗いてみると、直径3cmくらいの白いレースのような円が石垣の隙間にたくさん浮かんでいました。

 

それぞれの円をよく見ると、裏に薄茶色のクモが1匹づつ隠れています。

これはウズグモのなかまの巣。

渦を巻くような網を張るから『ウズ』グモです。

石垣の隙間は暗いので、たくさん住んでいることがわかりました。ウズグモのマンションのようです。

これでは目立ってしまって、虫がひっかからないのではと思うのですが、網を補強するためでは?外敵から隠れるためでは?などいろんな説があるようです。

白い円をつついてみましたが、じっとしてその場からなかなか離れないので、

クモにとってはこの円は隠れ場所なのかもしれませんね。

 

オトシブミの季節になりました

京王線高尾山口駅から東高尾山稜の四辻に向かう谷沿いの道。

狭い道ですが、四季折々に様々なものが見られるのでよく歩いています。

今回見つけたのは、エゴノキにぶら下がる、葉っぱの巻物。

これを見ると『晩春』『初夏』という言葉が浮かびます。

 

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こんなところにクルミが。

東高尾山稜の四辻に向かう谷沿いの道を歩いていたら、穴の開いた古いオニグルミの実が2つ、土に埋もれているのが見つかりました。

どうやらネズミに食べられた痕のようです。ネズミは地面に押さえつけてクルミの両脇に穴を開けて中身を食べます。

オニグルミは谷筋に多い木ですが、あたりを見回してもオニグルミの木は見えませんでした。

小さなネズミが自分の顔ぐらい大きなクルミを運んでいるのを想像すると、なんだかほほえましくなりました。

 

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【蛇が結ぶ茨??~ジャケツイバラが満開~】

5月中旬の高尾周辺の山は、遠くからでも判るほど黄色い花があちこちで目立ちます。

特に京王線高尾山口駅のホームから東高尾山稜を見ると、山に黄色のストールをかけたように見えます。つる植物なので、他の木に巻き付いて大きくなります。

この黄色い花はマメ科の「ジャケツイバラ」。「蛇結茨」と書くそうです。なぜこんな名になったのか、以前から不思議に思っていましたが、手に取って見られる場所がありましたので、近寄って見てみました。

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【こんなに小さくとも ~川虫~】

2004年から年に数回行っている、東京都多摩川の支流の上流部での水生生物調査。
川の虫の種類で、川の水のきれいさが分かると知り、始めました。
国のHPでは、川の水質を4段階に分けています。

例えば、

  1. サワガニ・カワゲラの幼虫・プラナリア→たいへんきれい
  2. ホタルの幼虫・一部のトビゲラの幼虫→きれい
  3. ザリガニ・一部のヒル→よごれている
  4. イトミミズ→たいへんよごれている

どのランクの虫が一番多く数が出るかで、判定します。

2か所の場所を決めて、もう10年以上になりますが、
虫の種類もだんだん変わってきたなと感じます。
10年前に比べて水位が低くなってきたためか、
速い流れに棲む虫が減ってきたようです。

また、一年を通じて一定の水質ではなく、
よごれたりきれいになったりするのを見てきたので、
大変面白く、今後もずっと続けたいですね。

 

写真の虫は、「キタガミトビケラ」の幼虫。
『川のミノムシ』みたいで、愛らしい姿です。
水の中の岩にひも付きの巣をつけ、その中で流れてくる虫を

捕まえます。
危険を感じると、自分でひもを切って流れていくので、
水の中に入るとちぎれたひもが岩にブラブラしています。

 

 

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