【道をたどるのではなく実際の地形と等高線を見て】

1月の地図読み教室の下見で、大磯町の湘南平を歩きました。

大磯駅からは北方向へ住宅地を登っていき、山道に入り、沢を右手に見ながら歩くハイキングコースが整備されています。

国土地理院の地図(右図の『地理院地図(電子国土web)』)ですと、住宅地からすぐに谷を北西方向に横切り、尾根に入る道(右図のグレーの点線)が表示されています。

しかし実際に行って見ると、この道はほとんど歩かれていないようで、途中から道がなくなるようです。

「谷を横切るということは、沢に下ってまた登るのか?雨の後で滑りやすくなっているのにいやだなあ。グレーの実線は広い山道のようだけど、途中で切れている。もしかして行き止まり?」

しかし、他のハイカーの方はどんどん広い山道の方に行きます。ついて行ってみると、沢を右手に見ながらぐるっと等高線沿いに沢をまわり、グレーの点線の尾根の下に表示されている、南東に伸びる尾根に入りました。

国土地理院の地図に表示されている山道は、マイナーな山域ですと、必ずしも正しく表示されているとは限らないので、戸惑うことがあります。

初めての道を歩く時は、「ここで右に曲がって…」と地図に表示されている道の向きを見てしまいがちですが、なるべく目の前の地形と等高線があらわす地形を比べながら歩きたいですね。

↑地理院地図(電子国土web)

https://maps.gsi.go.jp/#18/35.319533/139.317116/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1


【お待たせしました!1/27(日)地図読み教室in湘南平 実施します!】

1/27(日)午前神奈川県大磯町湘南平にて、女性対象の地図読み初心者向け教室を実施いたします。

詳細はこちら


【1/14、地図読み教室を実施しました】

締切がタイトだったのにもかかわらず、1/14は5人の方にお集まりいただきました。

毎回、事前のアンケートと予習クイズ(最近は毎回設問を変えています)をお願いしているのですが、予習クイズの正答率が高く、『きっと地図読み初心者ではないであろう』方ばかりでした!

今回は葉も完全に落ち、高尾山方面の展望がよかったので、東高尾山稜~高尾山南側が入る地形図を使い、地図記号の解説や、コンパスで現在地確認をする方法などをお伝えしました。

歩いた道には、ムササビがスギの花芽を食べた痕、ヤブコウジの赤い実、咲き始めたヤブツバキ(写真)が見られました。

地図読み教室の今後の予定は未定ですが、決定しだい、またHP上でお知らせいたします。


【1/14(日)初心者の女性対象!山の地図読み教室開催します 1/12(金)締切!】

終了いたしました。ご参加いただいた皆さま、有難うございました。

 2018年1/14(日)午前9:00~12:00、東高尾山稜にて、女性対象の地図読み初心者向け教室を実施いたします。

詳細はこちら

 


【12/17、地図読み教室を実施しました】

今回の参加者はお二人。地図上で尾根と谷の地形の判読ができる方でしたので、実際の見える風景との比較の仕方、コンパスの使い方を重点的にお伝えしました。

途中、けものがよく使う道や、成虫の姿で越冬する、羽の裏側が真っ白なウラギンシジミなどを観察しました。

最後は地図読みに役立つ本や、高尾山の動植物図鑑のご紹介をしました。

次回は1/14(日)。ご希望に合わせて解説内容を変えていきますので、お楽しみに!


【12/17(日)初心者の女性対象!山の地図読み教室開催します 12/11締切!】

お待たせしました!

12/17(日)午前、東高尾山稜にて、女性対象の地図読み初心者向け教室を実施いたします。

詳細はこちら

終了致しました。ご参加の皆様、有難うございました。

 


【11/8-14に地図に親しめるイベント in 多摩】

『地図展2017 南多摩50年の軌跡』

京王線・小田急線・多摩モノレールの多摩センター駅のそばのパルテノン多摩にて開催です。

11/11-13には地図に関する講演会も事前予約なしで参加できます。

 

日本地図センターHP↓

http://www.jmc.or.jp/event.html


【地図に親しむイベントに行ってみよう】

今年も新宿西口でやるそうです!地図に親しめる展示会のお知らせです。

 

「地図で見る Cool Tokyo」

開催日時:2017 年6月7日(水)~6月9日(金)(入場無料)10 時~ 19 時(9日は 17 時まで)

開催場所:新宿駅西口イベントコーナー(新宿区西新宿一丁目西口地下街1号)

主催:「測量の日」東京地区実行委員会(事務局:国土地理院関東地方測量部)】

 

地図の専門家が気軽に解説して下さるので、ぜひ質問してみましょう。

東京の地形の変遷の展示、地図グッズ(今年は旧判の地形図を使った『地図扇子』も!)の販売もありますので、お仕事帰りなどに、行かれてみてくださいね。

 


【5/21(日)『地図読み教室in東高尾山稜』実施しました!】

ご参加は3人。暑い日でしたので、涼しい木陰を選んで歩きました。

今回は、今までの教室では行かなかった地点まで歩き、10m単位でしか地形を表現できない等高線の限界、迷いやすい尾根の分岐、ご自分の中で距離感のものさしを持つことの重要性等について解説しました。

また、東高尾山稜の地形模型(手作りです!)をお見せして、歩いたコースの振り返りができるようにしました。

皆さん、腑に落ちないところはきちんと質問して下さり、こちらとしてもやりがいがありました。

地図読み教室は、暑い夏はお休みで、次回は12月以降の日曜日になります。

これまでご参加の皆様にやってきていただいている予習クイズはずっと同じ内容なのですが、次回以降は内容を変更してさらに地図読みの予習となるよう

にします。お楽しみに!


【5/14(日)グループ貸切の地図読み教室を実施しました】

5/14(日)、貸切のお問い合わせのあったグループの方対象の地図読み教室を実施しました。

当教室は、立ち止まってはしょっちゅう地形図と実際の地形とにらめっこし、虫や花など季節の自然の観察もするので、殆ど距離を歩きません。

なので、皆さんの体力&気力を考慮し、いつもは午前中のみなのですが、

今回はご要望に合わせ、一日間となりました。

 

気温もちょうどよく、前日の雨で湿気があるにもかかわらず、お昼にはスカイツリーがくっきり見えるほどの視界の良さでした。

少し時間に余裕があったので、自然観察の時間を増やし、茶色の胞子を飛ばすキノコ『ツチグリ』、葉や枝が良い香りのする『クロモジ』、葉の下で隠れて咲く白い花が可憐な『ミヤマナルコユリ』などを観察することができました。

下山後は、山麓のお茶屋さんで、今回のおさらい、予習クイズの回答の

出し方、地図読み上達のコツなどのお話をしました。

 

今までもご参加の皆様方にはお話してきましたが、地図読みには『慣れ』が

必要で、1回だけでなく、続けないと感覚を忘れてしまいます。

是非行く前に地形図をながめて、ご自分の行くコースがどんな地形なのか、

予測を立てて合っているかどうか、確認してみる作業を続けていただくと

上達が一層早くなりますよ。

 

 

 


【地図読み上達のコツ】~親しみやすくなった国土地理院HPをチェック!~

国土地理院のHPは地図読みをやるようになってからチェックするようにしているのですが、少々とっつきにくかった10年前に比べ、最近、親しみやすく、よりわかりやすくなりました。

特にお得なのが、左記写真のページから、地理院地図globeのページに飛んで、任意の場所の鳥瞰図が簡単に見られるようになること!

右上の『機能』ボタンから、高さ倍率もお好みで変えられます。

これが無料!

↓日本の主な山岳標高 ―日本の山岳標高一覧(1003山)―↓

http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MOUNTAIN/mountain.html

 

地形図との重ね合わせもできるので、地図読み初心者の方がつまづき

がちな、尾根と谷の読み取りの練習に使えますね。


【1/29(日)『地図読み教室in東高尾山稜』実施しました!】

1/22(日)に引き続き、1/29(日)も東高尾山稜にて地図読み教室を実施しました。

参加者は3人。お天気よく、例年よりも暖かで過ごしやすかったです。

等高線から『尾根』『谷』『ピーク』『峠』の見分け方、国土地理院の1/25000地形図で1mm=実際の水平距離が25mであることなどを解説、1/25000地形図には載らないピークのあることを確認、実際の地形と地形図の表現の比較をしました。

次回は5月中旬以降の日曜日の予定です。ご関心のある方はお気軽にお尋ね下さいね。

右の写真は1/22の参加者の方から頂きました→

 


1/29(日)女性対象・地図読み教室お申し込み受付中!

無事終了しました。ご参加の皆様、有難うございました。

1/22(日)地図読み教室に沢山のご応募をいただきましたので、1/29(日)も同じ内容で実施します。

1/25(水)締切です。若干名の空きがございますのでお早めにお申し込みください。

詳細はこちらへ


【1/22(日)『地図読み教室in東高尾山稜』実施しました!】

1/22(日)、東高尾山稜にて地図読み教室実施しました。

参加者は7人。キャンセルもなく、時間前に集合(!!) 皆さんの熱心さに圧倒されます。

地図読み初心者の方が多かったので、この日のミッションは、『等高線から標高を読み取る』『ピーク・尾根・谷を見分ける』など地形図だけでわかる情報の読み取りにしました。

発展問題として、地形図には出ていないピークで1/25000地形図の限界と山座同定のやり方でコンパスの使い方について紹介。

初めてコンパスを使う方には難しく感じられるようなので、さわりだけにしましたが、登山用コンパスについている虫眼鏡や物差しは便利だと思っていただけたようでした。

1/22はたくさんのお問い合わせをいただいたので、1/29にも急きょ実施を決定しました。

地図読みやってみたい、という方、お待ちしております。


【1/22(日)午前、女性対象 地図読み教室開催!】

無事終了しました。ご参加の皆様、有難うございました。

 

1/22(日)午前中、少人数の女性対象に、地図読み教室を東高尾山稜にて実施いたします。

比較的ハイカーが少なく、高低差も少なく、ゆったり地図読みができるコースを設定しています。

地形図やコンパス(有料)の貸出、予習クイズもあります。

初めて地図読みをやるという方、登山スキルをレベルアップしてみたい方、お待ちしております。

詳細はこちらへ!


【こんなところにひっそりと… 一等三角点】

神奈川県大磯町と平塚市にまたがる高麗山(こまやま)一帯。いくつもの小さな山が連なり、標高は約200mと低いのですが、海沿いの東海道線側からかなり目立つ山並みです。

湘南平から高麗山に向かう尾根道を歩いていくと、地元の方が森林整備されている場所があり、藤色のアキノタムラソウやトリカブト、ピンクのタイアザミなど秋の花々のお花畑のようになっていました。

 

一休みしようと腰を下ろす場所を探したら、大きなエノキの木があり、その横には『一等三角点』の看板が。

 

 

どこにあるのかさがしたら…看板の横に低い柵で囲まれた小さな祠があります。

祠の裏にはさらに黒い柵で小さく囲まれた一角があり、中は三角点の石が見えました。知らなければ何かの植物を植えてある花壇と思われてしまいそうですね。

 

国土地理院の地形図には『△』の中に『・』が入った記号があります。【一等三角点】【二等三角点】の判別は地形図上では分かりませんが、形やまわりの環境はまちまちなので、探してみるのも面白いですよ。

 

 

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【地図に親しむイベントに行ってみよう】

地図に親しめる毎年恒例の展示会が新宿で開催中です。

 

【楽しみながら地図を読み、大地を測る!

「くらしと測量・地図」展

6月8日~10日 10時~19時 (10日は17時まで)

新宿駅西口広場イベントコーナー

主催:「測量の日」東京地区実行委員会(事務局:国土地理院関東地方測量部)

 

地図の専門家が気軽に解説して下さるので、ぜひ質問してみましょう。

古地図展示、地図グッズの販売もありますので、お仕事帰りなどに、行かれてみてくださいね。

 


【5/29(日)山の地図読み教室を実施しました】

東高尾山稜にて行いました。参加者の方はお二人。

晴れて爽やかな空のもと、新緑の中の山歩きでした。

市販のミニジオラマを使って、予定コースの勾配を確認、地図上で『尾根』『谷』『鞍部』などの山用語を確認した後、東高尾の尾根に上ります。

1/25,000の地形図では表示されない『ピーク』が実際にある時の判断の仕方、現在地を推定する為に必要な情報や距離感のつかみ方などのお話をしました。

開けた斜面では、"山座同定(遠くに見える山の名前を当てること)"をコンパス操作や山の形と等高線の比較でできることをお伝えしました。

下山後はカフェにてコーヒーを飲みながら、地図についてのよもやま話、

地図読みに慣れるコツ、参加者の方からリクエストのあった市販の登山

地図と国土地理院地形図の比較についてお話をしました。

次回の地図読みは今冬を予定しております。

お知らせをこのHPに掲載しますので、チェックしてみてくださいね。 


【地図読み上達のコツ~手を動かして覚えよう~】

『等高線のぐねぐねした線を見ただけで、尾根と谷がすぐ判るようになるには?』
とよくご質問を受けます。
これは慣れなので、ある程度の時間が必要になります。
まず、ピークを見つけて、そこから尾根と谷を見つけていけばいいのですが、
直感的に尾根と谷が判るようになるには、手を動かす作業が最も効果的です。
例えば等高線ごとに色を塗ってもいいですね(写真左)。
または、等高線の入っている地図を複数コピーして、等高線にそって
鋏やカッターで切り取り、地形模型を作ってみると地図読みの上達が早く
なりますよ(写真右)。
切り取るのは標高50mや100m単位でもいいですし、
細部にこだわるのでしたら標高10m(※ただし非常に時間がかかります)。
紙を切り取って重ねていくことにより、尾根の等高線はゆるやかな曲線で、
谷の等高線は比較的尖っている曲線ということを実感できます。
切り取った紙の輪郭通りに厚紙を切って貼らなくても、5mmぐらいの厚さの厚紙や
発泡スチロールの板を切り取った紙からはみださないように適当に切って、裏に
貼り付ければ、陰影が出て"地形模型"らしくなりますよ。
市販の地形模型手作りキットもありますが、ご自分で好きな場所を好きな
大きさや高さでつくれるので、試してみては如何でしょうか。

【Red-Geoオススメ本~地図読みができるとこんなことまで分かる!その1~】

西丸震哉さんの『机上登山』博品社、1998年。

実際に行っていないのに、地形図を読み取るだけで、見えてくる風景、森の様子、

休憩に良い場所、野営地などを語ってくれるので、著者と一緒に山旅をしている気分になってきます。

紹介されているのは北から南まで20コース。

昭和40年代の地形図から読み取っていますが、今の地図と比べて、コースをたどってみたいですね。


【1/24(日)山の地図読み教室を実施しました】

1/18の積雪のため、小仏城山でなく、東高尾山稜にて行いました。参加者の方は4人。

幸運にもお天気に恵まれ、気持ちの良い歩きができました。

最初、地図読みに基本のピーク、尾根、谷、峠の読み取り方、標高の読み取り方をお知らせした後、

東高尾の尾根に上ります。

尾根に着くまでの道を地図上で先読みし、勾配がきついのか、尾根道なのか谷の道なのか、確かめながら登り、峠まで登りつくと、進む方向をコンパスで確認、

開けた斜面では、コンパスを使って"山座同定(遠くに見える山の名前を当てること)"をしました。

皆さん、事前課題の予習クイズも積極的に取り組まれたご様子で、熱心にご質問をいただき、こちらも大変張り合いがありました。有難うございました。

 

 


【Red-Geoオススメ本~地図読み初心者の方向け~】

表紙からして楽しい『ちゃんと地図 らくがきを楽しむ本』
表紙からして楽しい『ちゃんと地図 らくがきを楽しむ本』

地図読みの本はどれも楽しい本ばかり。

読んでいると『ふむふむ』、『へーっ』、『そうかあ!』

あっという間に時間がたってしまいます。

その中でも新旧とり混ぜ、Red-Geoのオススメ地図読み本を紹介します。

いっぱいあって選ぶのに迷ってしまうのですが、今回は[初心者の方にオススメ本]と

いうことで。

 

[描いて遊びながら地図に親しめる]

『ちゃんと地図 らくがきをたのしむ本』

日能研 1993年

小学生向けの本ですが、大人でも楽しめます。

ページをパラパラめくって、好きなところ、どこからでも

色鉛筆などを使って描いて遊ぶことができます。

"縮尺""等高線"という言葉は出てきませんが、終わるころにはきっと身についていることでしょう。

 

[漫画で楽しく地図読みに親しめる]

鈴木みきさんの『地図を読むと、山はもっとおもしろい! コミックだからよくわかる 読図の「ど」』

講談社 2015年

地図読み初心者の著者の体験レポート漫画、とでもいいましょうか。

可愛い絵と著者の本音トークに引き込まれ、本屋で一気に最後まで立ち読み…!?

いやいや、ちゃんと買いました。

初心者ならではの視点で、尾根と谷の概念など分かりやすく説明されており、

ここ数年では一番のオススメ本です。


【地図読み教室_奥高尾】

コンパスを使うときに必要な磁北線。

 

地図の北と磁石の指す北は、八王子市小仏城山ですと西に約7度10分ズレています。

Red-Geoの地図読み教室では、磁北線を記入した地形図を皆さまに貸し出ししています。

「この地形図は翌年以降、使えなくなるかもしれません」と云ったところ皆さんに驚かれました。

理由は磁北線の角度は日々変わっており、場所によっても異なるため。一般に北へ行くほどズレが大きくなります。

約200年前、日本を歩いて測量した伊能忠敬の時代は地図の北と磁石の指す北はほぼ同じで

あったことが分かっています。100年で約3度もズレたのですね。

国土地理院は2000年、2010年と10年ごとに角度の発表をしていましたが、今後は5年ごとの

発表になるそうで、今から楽しみです。

 

 


【地図読みの練習に良い時期】

「木の葉が落ちて地形が見やすくなる冬がいい」とよく言われますが、見たい地形を見下ろせる場所ならば、写真のような紅葉の残る初冬もよいですね。
写真はケーブルカー高尾山駅(標高472m)で、八王子市の法政大学のキャンパス方面を見おろせる場所です。
スギヒノキ林と紅葉した落葉樹林のコントラストがくっきりして、尾根と谷を見分けやすくなっています。
新緑の時期もいいですが、紅葉している林の方が見分けやすいです。

温かい服装、双眼鏡、複数の地形図とコンパスを持って、等高線と地形を比べる練習も楽しいですね。