Red-Geo Blog

 

Red-Geoの教室や自然の中での出来事をつづります



【吾妻渓谷の紅葉・黄葉】

11月3日に歩いてきました。

今年の夏は暑かったので、紅葉する前に枯れてしまっている葉っぱが多く、全体的に鮮やか、というのではありません。

ただし、例年に比べると紅葉ピークが一気にくるというよりは、場所により長い期間を楽しめるのではないかという感じがしました。

吾妻渓谷の中を歩くのは階段を下りて鹿飛橋を経由して山道を歩かなければなりませんが、右の写真の旧国道145号線(一般車両と自転車は通行不可)の歩道を歩くだけでも吾妻渓谷を見下ろせますし、両側の切り立った岩の紅葉を楽しめますよ。

一部ですが下に吾妻渓谷の葉っぱの写真を載せます。写真をクリックすると説明が出ます。


【ちょっと歩いただけでも…たくさんの木の実】

吾妻渓谷のハイキングコースの入り口にあたる、東吾妻町天狗の湯から猿橋に至るまでの徒歩約10分間の車道は静かな散策コースです。

車はほとんど通らず、平坦な道なので、どなたでも気軽に歩けます。

今回は雨だったので渓谷には入らず、この道を歩くだけにしました。

歩いていくと今は木の実盛り、とでもいうのでしょうか、いろんな種類の木の実に出会えました。

エゴノキの実→

 

クリ。川原湯温泉の宿では栗ご飯がだされるので有名です。

ガマズミの実→

ツノハシバミの実。中身は食べられます。

ホオノキの実。花も大きいですが、実も大きいですね。中に種が何個もはいっています。

サンショウの実。いわゆる山椒はこの黒い種です。

紅葉して葉が落ちる前に、木は地面に実を落とし、その上に落ちてきた葉で寒い冬を乗り越えます。

今だけしか見られない、実り。

おでかけくださいね。


【2018年秋も吾妻渓谷シャトルバス!】

吾妻渓谷は電車で行こうとすると、非常に不便な場所にあります。

が、数年前から秋限定で、最寄のJR吾妻線岩島駅前の国道から渓谷のハイキングコース入口までバスが出るようになりました。

今年は10月19日(金)~11月18日(日)。ちょうど紅葉の見頃の時期ですね!

バス時刻表:東吾妻町観光協会HP→http://www.tohgoku.or.jp/~aysk/pg234.html

岩島駅に到着する電車との乗り継ぎも、お手洗いや買い物を済ませるのにちょうどよい時間です。

ぜひ、お出かけください。

吾妻渓谷の歩き方はこちら


【まだまだ見つかります 吾妻渓谷の花】

猛暑の街中を逃れて、吾妻渓谷を歩きました。

吾妻渓谷は水が流れていても空中湿度が低いので、真夏でも汗がだらだら流れることもなく、ゆっくり歩けば涼しさを感じられるのがうれしいですね。

渓谷を横切る沢がいくつもあるので、その沢に立てば爽やかな風が吹き、いつまでもそこにいたくなります。

今回は、7月の中旬にあまり来たことが無いので、今まで気づかなかったであろう植物をさがしにやってきました。

ナツツバキの花の落ちたあとです。大人の掌の1/2ほどの大きさで、白い絹のような光沢をもっているので、地面の上だと非常に目立ちます。

吾妻渓谷の遊歩道の中ほどにおちていましたが、見上げてもどこに生えているか、他の木に紛れてまったくわかりません。

昨年7月の上旬に同じ場所でおちた花を初めて見つけて、吾妻渓谷にもナツツバキがあることを認識したのですが、そのときもどこに生えているかはわかりませんでした。

遊歩道は崖地沿いにつくられていますので、きっと斜面の高いところに生えているのでしょうね。美しく大きな花なので、満開になっているところを見てみたいです。

今回の収穫は、このバイカツツジの花。背は高くない木なので、きっと何度も目にしているのでしょうが、花は吾妻渓谷では見るのが初めてでしたので気づけてよかったです。

歩いていてふと上を見上げた時に見つけました。2cmほどの小さな花です。

よく見るとかわいらしい形の花ですが、葉の下にひっそりと咲いていました。マルハナバチなど下向きの花にもぐりこめる虫に花粉を媒介してもらうのでしょうか。

何年も同じ道を歩いていても、気づいていないことがまだまだありそうですね。これからも楽しみです。

 


【自然を復活させるとは】

5月下旬、吾妻渓谷の北側にある、野反湖に行ってきました。

「湖」とはいっても、もとは湿原だったのを、新潟県側に電気を送るため、発電用のダム湖がつくられています。

ここは標高約1,500m。5月下旬だというのにまだあたりは冬の感じ、新緑はこれからです。

ダム湖東側につけられた車道を歩いていくと足元にはこんな可愛らしい花が咲いていました。

 

イワナシの花は満開でした→

 

 

ショウジョウバカマ。少しピークは過ぎていました。→

可憐なヒメイチゲの花→

 

 

 

 

いつもの吾妻渓谷ではお目にかかれない高山植物ばかりで興奮してしまいました。

 

しかし野反湖で一番で有名なのはシラネアオイでしょう。

こんな看板がありました。国立公園内での盗掘盗伐禁止とあります。

 

シラネアオイはその姿の見栄えから盗掘がされ、絶滅の危機に瀕したことがあったそうです。

そこで地元の方が種から育て、植え付けという作業をし、増やしていったそうです。

今ではこんな感じになっています。

 

 いたるところにシラネアオイ。

自然界でこんな群落はお目にかかりません。 

 

シラネアオイ畑という感じですね。 

植える活動をしていた方はすでに故人だそうですが、たまたまその場にいらしたお知り合いだったという方にお話をうかがうと、

シラネアオイの株を喰うイノシシ対策に頭を悩ませて、行政にイノシシが来なくなる方法を相談するなどかなり苦労されてここまで来たとのことでした。

自然界の中である特定の種を人為的に増やすと自然のバランスが崩れる一因になります。

何をもって自然とするのか、どこまで人間が介入するのか、改めて考えるきっかけとなりました。

 


【1/14、地図読み教室を実施しました】

締切がタイトだったのにもかかわらず、1/14は5人の方にお集まりいただきました。

毎回、事前のアンケートと予習クイズ(最近は毎回設問を変えています)をお願いしているのですが、予習クイズの正答率が高く、『きっと地図読み初心者ではないであろう』方ばかりでした!

今回は葉も完全に落ち、高尾山方面の展望がよかったので、東高尾山稜~高尾山南側が入る地形図を使い、地図記号の解説や、コンパスで現在地確認をする方法などをお伝えしました。

歩いた道には、ムササビがスギの花芽を食べた痕、ヤブコウジの赤い実、咲き始めたヤブツバキ(写真)が見られました。

地図読み教室の今後の予定は未定ですが、決定しだい、またHP上でお知らせいたします。


【地面に落ちていたものは~ ツグミの静かなお食事】

14日の地図読み教室の下見で東高尾山稜を歩きました。

細い尾根なので、足元を見ながらあるいていると、黄色の小さな植物片がたくさん落ちています。

あまり人に踏まれた様子もないようです。

ということは、落ちてきたばかり?

よく見たら、ツルウメモドキの実の殻でした。

華道をやる方やリースづくりをする方に人気の花材で、この黄色の殻の中に濃いオレンジ色の実がつきます。

道に落ちてるかな、と探しましたが黄色の殻ばかりで実が見当たりません。

どこから落ちてきたのか見上げると、10mはある高い木の枝にツルウメモドキがたくさんありました。(写真では画面左下の方にオレンジ色の実が見えますね)

 

ツルウメモドキはつる性で葉の繁る夏は見つかりにくいのですが、冬は黄色い塊が遠くからでも目立ちます。ここにあるのは初めて知りました。

 

しばらく写真を撮っていたら、他のハイカーの方に聞かれたので、ご一緒に上を眺めていると、すーっと、ツグミが音もなく飛んできて、ツルウメモドキの塊の上に止まりました。

そこで鳴きもせず静かに実をついばみ始めたではありませんか。

黄色い殻だけがはらはらと風に乗って落ちてきました。

どうりでオレンジの実が見つからないわけです。

ツグミが食べてくれなければ、ツルウメモドキの存在に気づかなかったですね。

 


【たまには違うところへ 四万十川の沈下橋】

高知県は四万十川にやってきました。

現地に来て初めて知ったのですが四万十川では洪水の時に水に浸かる「沈下橋」がたくさんあるそうです。

写真の沈下橋は車一台分ぐらいしか幅が無く、子どもでもすぐに飛び降りられそうな高さです。

橋桁が低いということは、万一流されて再度架け替えすることになったとき、安い工事費で済むのだそうです。

柵が無いのは、増水したときに木の枝がひっかからないようにするため。

川と一緒に暮らしてきた人々の知恵のなした技ですね。


【1/14(日)初心者の女性対象!山の地図読み教室開催します 1/12(金)締切!】

終了いたしました。ご参加いただいた皆さま、有難うございました。

 2018年1/14(日)午前9:00~12:00、東高尾山稜にて、女性対象の地図読み初心者向け教室を実施いたします。

詳細はこちら

 


【金比羅台からの夜景】

来月の地図読み教室のコース選びと今週末のムササビ観察会の下見で数年ぶりに金比羅台へ登ってきました。

金比羅台までの道は高尾山の旧道。かなり急でここ数日降雨が無いので、砂地や岩がむきだしになっている箇所は、乾いて少し滑りやすいです。

冬の凍結している時期は下りに使うのは避けた方が懸命かと思われます。

金比羅台には麓からは45分ほどで到着。

振り返ると無数の星をばらまいたような光景が広がっています。

下に見える光の横線は京王線。『銀河鉄道(?)』のようでしたね。

帰りは舗装された1号路で下山。18時過ぎにムササビの鳴き声が下の方で3回ほど聞こえました。繁殖期はもう過ぎたようで、静かな夜歩きでした。


【12/17、地図読み教室を実施しました】

今回の参加者はお二人。地図上で尾根と谷の地形の判読ができる方でしたので、実際の見える風景との比較の仕方、コンパスの使い方を重点的にお伝えしました。

途中、けものがよく使う道や、成虫の姿で越冬する、羽の裏側が真っ白なウラギンシジミなどを観察しました。

最後は地図読みに役立つ本や、高尾山の動植物図鑑のご紹介をしました。

次回は1/14(日)。ご希望に合わせて解説内容を変えていきますので、お楽しみに!


【12/17(日)初心者の女性対象!山の地図読み教室開催します 12/11締切!】

お待たせしました!

12/17(日)午前、東高尾山稜にて、女性対象の地図読み初心者向け教室を実施いたします。

詳細はこちら

終了致しました。ご参加の皆様、有難うございました。

 


【吾妻渓谷のコケ】

八ッ場ダム予定地、群馬県吾妻渓谷のコケの観察会に行ってきました。

コケの豊富さで有名な奥入瀬渓流や北八ヶ岳と異なり、吾妻渓谷はあまり空中湿度が高くなく、比較的乾燥した環境なので、あまりコケは多くないのですが、いくつも沢を越えていくので、湿った環境や乾燥した環境に生えるコケといくつもの種類が見られます。

講師の先生によると、コケを観察するのにおすすめな時期は葉が少なくなった晩秋や春先なのだそうです。夏は他の植物が繁茂しすぎてコケが見えなくなってしまうのだとか。

コケの観察会は、ほとんど歩きません。皆さんすぐに立ち止まってルーペでのぞき込むので、この日は渓谷を半分も歩けませんでした。 

それでも距離にして約500mの山道の間に40種類以上のコケが見つかりました。

 

写真は『オオベニハイゴケ』。

この色は枯れているのではなく、もともとこういう赤茶色なのだそうです。

 

コケには胞子をとばす『さく』というマッチ棒のようなものがつき、その形で種類を見分けるのだそうで、春につく種類もあるので、また春になったら探してみたいです。


【11/8-14に地図に親しめるイベント in 多摩】

『地図展2017 南多摩50年の軌跡』

京王線・小田急線・多摩モノレールの多摩センター駅のそばのパルテノン多摩にて開催です。

11/11-13には地図に関する講演会も事前予約なしで参加できます。

 

日本地図センターHP↓

http://www.jmc.or.jp/event.html


【電車の方に朗報!(期間限定)吾妻渓谷シャトルバス】

2014年秋のJR吾妻線付け替え以来、ずっと不便だった吾妻渓谷へのアクセス。

なんと今年、2017年秋には、期間限定ですが、JR岩島駅から吾妻渓谷シャトルバスが出ます!

50人も乗れるバスですので、混んで乗れないということはきっとないですね。

詳しくは東吾妻町観光協会HPへ↓

http://www.tohgoku.or.jp/~aysk/pg258.html


【ここには生えてなかったのに】

観察会の下見で日影沢林道から小仏城山に登りました。

9月にこの道を通るのは、3年ぶりのことです。

日影沢林道の一般車通行止めのゲートより下は、9月になるとナギナタコウジュとツリフネソウが多かったのですが、今回、この花が沢山あることに気づきました。

ジャコウソウです。

 

以前、高尾周辺ではそんなに株数が多い花ではなく、見つけられたらちょっとうれしい、というような、どちらかというと珍しい方に入る花でした。

この辺りに多く生えている理由は分かりませんが、今後どう変化するか見ていきたいですね。

 


【食べられそうなのに!】

群馬県谷川岳方面にハイキングに出かけました。

水上駅からバスが出ており、谷川岳ロープウェイまでは30分ほどです。

ロープウェイを降りるとすぐハイキングコース。

歩道は整備されていますが、ところどころ木の階段がぐらぐらするところがあるので

注意して登ります。

 それまでの雨が上がって気温が上昇してきたので、

上着を脱ごうと立ち止まったら、横の立ち枯れたブナの木にたくさんの大きなキノコ!

ふくふくして柔らかくいかにも美味しそうに見えます。

キノコに詳しい方にうかがうと、これは夜に光る「ツキヨタケ」。

有名な毒キノコです。

 

 

何も知らなければ何気なく試しに齧ってしまいそうですね…。

 

 


【ウズグモのマンション。】

高尾山の北側、小下沢を歩きました。

以前、キャンプ場があった場所に石垣があり、ふと覗いてみると、直径3cmくらいの白いレースのような円が石垣の隙間にたくさん浮かんでいました。

 

それぞれの円をよく見ると、裏に薄茶色のクモが1匹づつ隠れています。

これはウズグモのなかまの巣。

渦を巻くような網を張るから『ウズ』グモです。

石垣の隙間は暗いので、たくさん住んでいることがわかりました。ウズグモのマンションのようです。

これでは目立ってしまって、虫がひっかからないのではと思うのですが、網を補強するためでは?外敵から隠れるためでは?などいろんな説があるようです。

白い円をつついてみましたが、じっとしてその場からなかなか離れないので、

クモにとってはこの円は隠れ場所なのかもしれませんね。

 


【くるくる花弁はマルハナバチの足場。】

高尾山の北側、日影沢を観察会の下見で歩きました。

写真はこの時期、あちこちで見られるウリノキの花。

下向きの花ですが、開花すると花弁がくるくるとコテを当てたように

上に巻き上がります。

大きな葉に隠れて咲くので、あまり目立たないのですが、マルハナバチにとっては良い蜜源らしく、花から花へと飛び回っていました。

虫にとって下向きの花の蜜を吸うのは大変で、中には下向きだと止まれない種類もいるそうですが、マルハナバチは花弁に足をひっかけ、おしべの間に顔をつっこんでいました。

花弁がくるくる巻きなのは、マルハナバチにとって良い足場なのでしょうね。

また、ウリノキの方もマルハナバチに効率よく花粉を運んでもらうため、くるくる巻きに進化したとも言えそうです。

 


【全身白ですが、これでも草なんです】

宮城県は大崎市にある鳴子峡を訪れました。

現在、鳴子峡の遊歩道は土砂崩れのため通行止めになっており、殆ど水に近づかず森の中を歩く大深沢遊歩道があります。今回はここをゆっくり歩きました。

鳴子峡は紅葉の絶景で知られますが、全身が緑に染まるような新緑の時期もまたいいものです。訪れた日は雨でしたが、森が雨水をしのいでくれ、快適に歩けました。

 

歩いていると、緑の中にひときわ輝く白いかたまりがあります。

近寄ってみると、「ギンリョウソウ」の一群でした。

キノコと間違える人も多いと聞きますが、これでもれっきとした花で光合成はせず、菌類に寄生して生きる植物です。

じっと見ていたらうつむいた花にマルハナバチが潜り込んでいきます。

ハチが来るなら蜜があるのかなと思い、小指を花につっこんで舐めてみると甘い!ハチが来るのも頷ける甘さでした。

東京近辺でも生息し、梅雨の時期に開花しますので、探してみてくださいね。


【地図に親しむイベントに行ってみよう】

今年も新宿西口でやるそうです!地図に親しめる展示会のお知らせです。

 

「地図で見る Cool Tokyo」

開催日時:2017 年6月7日(水)~6月9日(金)(入場無料)10 時~ 19 時(9日は 17 時まで)

開催場所:新宿駅西口イベントコーナー(新宿区西新宿一丁目西口地下街1号)

主催:「測量の日」東京地区実行委員会(事務局:国土地理院関東地方測量部)】

 

地図の専門家が気軽に解説して下さるので、ぜひ質問してみましょう。

東京の地形の変遷の展示、地図グッズ(今年は旧判の地形図を使った『地図扇子』も!)の販売もありますので、お仕事帰りなどに、行かれてみてくださいね。

 


【5/21(日)『地図読み教室in東高尾山稜』実施しました!】

ご参加は3人。暑い日でしたので、涼しい木陰を選んで歩きました。

今回は、今までの教室では行かなかった地点まで歩き、10m単位でしか地形を表現できない等高線の限界、迷いやすい尾根の分岐、ご自分の中で距離感のものさしを持つことの重要性等について解説しました。

また、東高尾山稜の地形模型(手作りです!)をお見せして、歩いたコースの振り返りができるようにしました。

皆さん、腑に落ちないところはきちんと質問して下さり、こちらとしてもやりがいがありました。

地図読み教室は、暑い夏はお休みで、次回は12月以降の日曜日になります。

これまでご参加の皆様にやってきていただいている予習クイズはずっと同じ内容なのですが、次回以降は内容を変更してさらに地図読みの予習となるよう

にします。お楽しみに!


【5/14(日)グループ貸切の地図読み教室を実施しました】

5/14(日)、貸切のお問い合わせのあったグループの方対象の地図読み教室を実施しました。

当教室は、立ち止まってはしょっちゅう地形図と実際の地形とにらめっこし、虫や花など季節の自然の観察もするので、殆ど距離を歩きません。

なので、皆さんの体力&気力を考慮し、いつもは午前中のみなのですが、

今回はご要望に合わせ、一日間となりました。

 

気温もちょうどよく、前日の雨で湿気があるにもかかわらず、お昼にはスカイツリーがくっきり見えるほどの視界の良さでした。

少し時間に余裕があったので、自然観察の時間を増やし、茶色の胞子を飛ばすキノコ『ツチグリ』、葉や枝が良い香りのする『クロモジ』、葉の下で隠れて咲く白い花が可憐な『ミヤマナルコユリ』などを観察することができました。

下山後は、山麓のお茶屋さんで、今回のおさらい、予習クイズの回答の

出し方、地図読み上達のコツなどのお話をしました。

 

今までもご参加の皆様方にはお話してきましたが、地図読みには『慣れ』が

必要で、1回だけでなく、続けないと感覚を忘れてしまいます。

是非行く前に地形図をながめて、ご自分の行くコースがどんな地形なのか、

予測を立てて合っているかどうか、確認してみる作業を続けていただくと

上達が一層早くなりますよ。

 

 

 


【地図読み上達のコツ】~親しみやすくなった国土地理院HPをチェック!~

国土地理院のHPは地図読みをやるようになってからチェックするようにしているのですが、少々とっつきにくかった10年前に比べ、最近、親しみやすく、よりわかりやすくなりました。

特にお得なのが、左記写真のページから、地理院地図globeのページに飛んで、任意の場所の鳥瞰図が簡単に見られるようになること!

右上の『機能』ボタンから、高さ倍率もお好みで変えられます。

これが無料!

↓日本の主な山岳標高 ―日本の山岳標高一覧(1003山)―↓

http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MOUNTAIN/mountain.html

 

地形図との重ね合わせもできるので、地図読み初心者の方がつまづき

がちな、尾根と谷の読み取りの練習に使えますね。


オトシブミの季節になりました

京王線高尾山口駅から東高尾山稜の四辻に向かう谷沿いの道。

狭い道ですが、四季折々に様々なものが見られるのでよく歩いています。

今回見つけたのは、エゴノキにぶら下がる、葉っぱの巻物。

これを見ると『晩春』『初夏』という言葉が浮かびます。

 

これはエゴノツルクビオトシブミという虫がつくった、幼虫のための住みかです。

この葉っぱの巻物の中には、卵が1個入っていて、時期が来るとふ化した幼虫が中の葉っぱを食べて育ちます。

こんな小さな虫ですが、器用につくるものなのですね。


新緑に映える赤い滝

草津温泉の東外れにある、「嫗仙の滝(おうせんのたき)」。

岩肌が赤いので有名です。

川の水に鉄分が含まれていて、赤くさびたような色になるのだとか。

滝をよく見ると、真ん中の上の沢から流れる筋の脇に、途中の岩の小さな穴から水が流れているところが何か所かありました。

横向きの大きな黒く見える2つの穴はもしかすると以前水が流れていたあとかもしれませんね。

草津温泉バスターミナルから徒歩1時間半かかりますが、草津温泉にいらしたときは是非寄ってみてください。

 


こんなところにクルミが。

東高尾山稜の四辻に向かう谷沿いの道を歩いていたら、穴の開いた古いオニグルミの実が2つ、土に埋もれているのが見つかりました。

どうやらネズミに食べられた痕のようです。ネズミは地面に押さえつけてクルミの両脇に穴を開けて中身を食べます。

オニグルミは谷筋に多い木ですが、あたりを見回してもオニグルミの木は見えませんでした。

小さなネズミが自分の顔ぐらい大きなクルミを運んでいるのを想像すると、なんだかほほえましくなりました。

 


吾妻川の周りはかけ流し温泉がたくさん!~根古屋乃湯~

群馬県吾妻渓谷の周りには東西南北、たくさんの温泉があります。

有名なのは草津温泉、川原湯温泉、四万温泉、伊香保温泉という宿泊できる温泉地ですが、日帰りのみの温泉もかなりあります。

しかも、貴重な源泉かけ流しの施設が多いのです。

今回ご紹介する「根古屋乃湯」もそんな日帰り温泉の一つ。

驚くべきはシャワーまで温泉!なんという贅沢な湯使いでしょうか。

湯の温度はぬるく、加温していますが、内湯には温度の違う浴槽があり、好みによって選べます。なめるとほんのり塩味、少し油臭も。川原湯温泉に少し似ているにおいでした。

赤城の山並みを眺められる露天風呂もあります。

お座敷の食堂もありますので、休憩しながら入るのもいいですね。

あまり有名でないせいか、土日祝日でも比較的空いていますので、静かに湯と向き合いたい方にはおススメです。


【1/29(日)『地図読み教室in東高尾山稜』実施しました!】

1/22(日)に引き続き、1/29(日)も東高尾山稜にて地図読み教室を実施しました。

参加者は3人。お天気よく、例年よりも暖かで過ごしやすかったです。

等高線から『尾根』『谷』『ピーク』『峠』の見分け方、国土地理院の1/25000地形図で1mm=実際の水平距離が25mであることなどを解説、1/25000地形図には載らないピークのあることを確認、実際の地形と地形図の表現の比較をしました。

次回は5月中旬以降の日曜日の予定です。ご関心のある方はお気軽にお尋ね下さいね。

右の写真は1/22の参加者の方から頂きました→

 


1/29(日)女性対象・地図読み教室お申し込み受付中!

無事終了しました。ご参加の皆様、有難うございました。

1/22(日)地図読み教室に沢山のご応募をいただきましたので、1/29(日)も同じ内容で実施します。

1/25(水)締切です。若干名の空きがございますのでお早めにお申し込みください。

詳細はこちらへ


【1/22(日)『地図読み教室in東高尾山稜』実施しました!】

1/22(日)、東高尾山稜にて地図読み教室実施しました。

参加者は7人。キャンセルもなく、時間前に集合(!!) 皆さんの熱心さに圧倒されます。

地図読み初心者の方が多かったので、この日のミッションは、『等高線から標高を読み取る』『ピーク・尾根・谷を見分ける』など地形図だけでわかる情報の読み取りにしました。

発展問題として、地形図には出ていないピークで1/25000地形図の限界と山座同定のやり方でコンパスの使い方について紹介。

初めてコンパスを使う方には難しく感じられるようなので、さわりだけにしましたが、登山用コンパスについている虫眼鏡や物差しは便利だと思っていただけたようでした。

1/22はたくさんのお問い合わせをいただいたので、1/29にも急きょ実施を決定しました。

地図読みやってみたい、という方、お待ちしております。


【1/22(日)午前、女性対象 地図読み教室開催!】

無事終了しました。ご参加の皆様、有難うございました。

 

1/22(日)午前中、少人数の女性対象に、地図読み教室を東高尾山稜にて実施いたします。

比較的ハイカーが少なく、高低差も少なく、ゆったり地図読みができるコースを設定しています。

地形図やコンパス(有料)の貸出、予習クイズもあります。

初めて地図読みをやるという方、登山スキルをレベルアップしてみたい方、お待ちしております。

詳細はこちらへ!


吾妻渓谷の不思議な穴

吾妻渓谷遊歩道にはお弁当を広げるにもってこいの平たい場所があり、

いつも休憩に使っているのですが、地元の方に大きな横穴があると教えていただきました。

近づいて見ると、人が掘って作ったとは考えられず、自然にできたものと思われます。

中に入って見ると、奥行きはないのですが、大人が3人横たわれそうなぐらいの広さです。もしかしたら、クマやイノシシなどが休む時に使うのかもしれませんね。

 

この場所の下は吾妻渓谷名勝『龍の剣磨岩(りゅうのけんのみがきいわ)』があり、流れてきた石が岩を削ってできた「ポットホール」が見られます。

 

この穴はどうやってできたのでしょうか。新しい謎です。

 

【吾妻渓谷に古くて新しい『猿橋』架かる!】

群馬県東吾妻町吾妻渓谷にかねてより建設中の橋、『猿橋』が完成しました!

 

大正時代にはここより上流の、鹿飛橋のそばにあったのだそうです。

 

今まで見えにくかった『白絹の滝』もばっちり見えるようになりました。

 

 

八ッ場ダム建設のため、歩く範囲が狭められている吾妻渓谷ですが、少し歩きやすくなりましたね。

 

 


【こんなところにひっそりと… 一等三角点】

神奈川県大磯町と平塚市にまたがる高麗山(こまやま)一帯。いくつもの小さな山が連なり、標高は約200mと低いのですが、海沿いの東海道線側からかなり目立つ山並みです。

湘南平から高麗山に向かう尾根道を歩いていくと、地元の方が森林整備されている場所があり、藤色のアキノタムラソウやトリカブト、ピンクのタイアザミなど秋の花々のお花畑のようになっていました。

 

一休みしようと腰を下ろす場所を探したら、大きなエノキの木があり、その横には『一等三角点』の看板が。

 

 

どこにあるのかさがしたら…看板の横に低い柵で囲まれた小さな祠があります。

祠の裏にはさらに黒い柵で小さく囲まれた一角があり、中は三角点の石が見えました。知らなければ何かの植物を植えてある花壇と思われてしまいそうですね。

 

国土地理院の地形図には『△』の中に『・』が入った記号があります。【一等三角点】【二等三角点】の判別は地形図上では分かりませんが、形やまわりの環境はまちまちなので、探してみるのも面白いですよ。

 

 


【たまには違うところへ 足尾の山の緑の復元】

約10年ぶりに、足尾銅山の鉱毒事件で有名な栃木県足尾に行ってきました。

 

記憶にある足尾の山は草木も何も生えない、荒涼とした風景で、植樹ボランティアの活動が活発なのは知っていましたが、『ここが緑の山になるなんて生きている間には見られないだろう』と思っていたのですが、今回行って大変驚きました。

緑の面積が増えている!

 

 

 

 

植樹活動をしている方にお聞きしたところ、植樹後に雨風などで土が流されていくのを防ぐため、麓の方から上にかけて徐々に植えていくのだそうです。

植えられて数年がたった麓の方は、人の背丈よりも高く伸びた木がうっそうとした林をつくっていました。

今後どうなっていくかまた見に行きたいですね。


【地図に親しむイベントに行ってみよう】

地図に親しめる毎年恒例の展示会が新宿で開催中です。

 

【楽しみながら地図を読み、大地を測る!

「くらしと測量・地図」展

6月8日~10日 10時~19時 (10日は17時まで)

新宿駅西口広場イベントコーナー

主催:「測量の日」東京地区実行委員会(事務局:国土地理院関東地方測量部)

 

地図の専門家が気軽に解説して下さるので、ぜひ質問してみましょう。

古地図展示、地図グッズの販売もありますので、お仕事帰りなどに、行かれてみてくださいね。

 


【5/29(日)山の地図読み教室を実施しました】

東高尾山稜にて行いました。参加者の方はお二人。

晴れて爽やかな空のもと、新緑の中の山歩きでした。

市販のミニジオラマを使って、予定コースの勾配を確認、地図上で『尾根』『谷』『鞍部』などの山用語を確認した後、東高尾の尾根に上ります。

1/25,000の地形図では表示されない『ピーク』が実際にある時の判断の仕方、現在地を推定する為に必要な情報や距離感のつかみ方などのお話をしました。

開けた斜面では、"山座同定(遠くに見える山の名前を当てること)"をコンパス操作や山の形と等高線の比較でできることをお伝えしました。

下山後はカフェにてコーヒーを飲みながら、地図についてのよもやま話、

地図読みに慣れるコツ、参加者の方からリクエストのあった市販の登山

地図と国土地理院地形図の比較についてお話をしました。

次回の地図読みは今冬を予定しております。

お知らせをこのHPに掲載しますので、チェックしてみてくださいね。 


【蛇が結ぶ茨??~ジャケツイバラが満開~】

5月中旬の高尾周辺の山は、遠くからでも判るほど黄色い花があちこちで目立ちます。

特に京王線高尾山口駅のホームから東高尾山稜を見ると、山に黄色のストールをかけたように見えます。つる植物なので、他の木に巻き付いて大きくなります。

この黄色い花はマメ科の「ジャケツイバラ」。「蛇結茨」と書くそうです。なぜこんな名になったのか、以前から不思議に思っていましたが、手に取って見られる場所がありましたので、近寄って見てみました。

花は大きくて見ごたえがあります。つるを引き寄せて撮ろうとしたら激痛が!

よく見ると、枝に無数のとげがあります。思わず手を引っ込めました。

バラよりもとげが多いのではないでしょうか。

恐る恐るとげの少ないところを選んで引っ張ってみたら、花の落ちた痕と痕の間に、未だ固くなっていない青いとげが見えます。

花が終わると、すぐにとげを作り、他の木に這い上っていく。あの曲がったとげの多さを見たら、「蛇が結ぶ」茨というのも納得できるような気がしました。


【今年も飛来!吾妻渓谷のオオルリ】

GW前後の吾妻渓谷。

「ヒーリーリーリーリー…チチッ」と言う鳴き声が聞こえてきました。

声はあまり移動しないので辺りを見回すと、いました、オオルリの雄です。

目が覚めるような青が大変美しい鳥です。

八ッ場ダム本体工事のすぐ目の前でしたので、工事の音がかなり大きかったのですが、負けずにさえずっていました。

この時期のさえずりは求愛と縄張り宣言。

写真の雄はどちらだったのでしょうか。

 


【ここにもいた!観音開きのドアのある巣をつくるクモ】

神奈川県大磯町の湘南平に登ってきました。

大磯駅から丘陵地にある住宅街の中を歩き、森に入っていきます。

雨の予報が出ていたためか、ハイカーが少なく、大変静かな早春のハイキングとなりました。

登っている途中、ふと横の土崖を見ると、右の写真のような穴が空いています。

「カネコトタテグモ」の古巣(空き巣ならぬ空き家)です。穴の周りが白く見えるのは糸でかがられているためです。

このクモは土の中に巣をつくり、入口に観音開きのドアをつけ、普段はそのドアを閉め、中から獲物となる虫が歩いてくるのを待ちかまえます。

虫が来るとさっとドアを開け、中から虫をひきずりこむという訳です。

住宅地に近いところですと、このような土崖は防災上コンクリートでおおわれてしまうことが多いためか、このクモを絶滅危惧種に指定している都府県もあります。

 

さて、下の写真では、どこに巣があるか分かりますか?

 

 

答えは…

下の写真です。

 

これはみな古巣なので、ドアは開放されていました。

穴が空いているように見えるから発見できたのですが、現役の巣だと見つけるのは至難の業です。

現役の巣はドアを開けようとすると、内側からカネコトタテグモが開けられまいと閉めに来るので、それを見たかったのですが...。

通りかかったハイカーの方々にも探していただきましたが、この日はこの土崖には現役の巣は見つけられませんでした。

でも居ることが判っただけでも大きな収穫です。

トタテグモの仲間は自然の豊かさを測るバロメーター。

皆さんも土崖にこのような穴を見たら、ここは自然の豊かな場所なのかな、と思って見てくださいね。

 


【地図読み上達のコツ~手を動かして覚えよう~】

『等高線のぐねぐねした線を見ただけで、尾根と谷がすぐ判るようになるには?』
とよくご質問を受けます。
これは慣れなので、ある程度の時間が必要になります。
まず、ピークを見つけて、そこから尾根と谷を見つけていけばいいのですが、
直感的に尾根と谷が判るようになるには、手を動かす作業が最も効果的です。
例えば等高線ごとに色を塗ってもいいですね(写真左)。
または、等高線の入っている地図を複数コピーして、等高線にそって
鋏やカッターで切り取り、地形模型を作ってみると地図読みの上達が早く
なりますよ(写真右)。
切り取るのは標高50mや100m単位でもいいですし、
細部にこだわるのでしたら標高10m(※ただし非常に時間がかかります)。
紙を切り取って重ねていくことにより、尾根の等高線はゆるやかな曲線で、
谷の等高線は比較的尖っている曲線ということを実感できます。
切り取った紙の輪郭通りに厚紙を切って貼らなくても、5mmぐらいの厚さの厚紙や
発泡スチロールの板を切り取った紙からはみださないように適当に切って、裏に
貼り付ければ、陰影が出て"地形模型"らしくなりますよ。
市販の地形模型手作りキットもありますが、ご自分で好きな場所を好きな
大きさや高さでつくれるので、試してみては如何でしょうか。

【Red-Geoオススメ本~地図読みができるとこんなことまで分かる!その1~】

西丸震哉さんの『机上登山』博品社、1998年。

実際に行っていないのに、地形図を読み取るだけで、見えてくる風景、森の様子、

休憩に良い場所、野営地などを語ってくれるので、著者と一緒に山旅をしている気分になってきます。

紹介されているのは北から南まで20コース。

昭和40年代の地形図から読み取っていますが、今の地図と比べて、コースをたどってみたいですね。


【1/24(日)山の地図読み教室を実施しました】

1/18の積雪のため、小仏城山でなく、東高尾山稜にて行いました。参加者の方は4人。

幸運にもお天気に恵まれ、気持ちの良い歩きができました。

最初、地図読みに基本のピーク、尾根、谷、峠の読み取り方、標高の読み取り方をお知らせした後、

東高尾の尾根に上ります。

尾根に着くまでの道を地図上で先読みし、勾配がきついのか、尾根道なのか谷の道なのか、確かめながら登り、峠まで登りつくと、進む方向をコンパスで確認、

開けた斜面では、コンパスを使って"山座同定(遠くに見える山の名前を当てること)"をしました。

皆さん、事前課題の予習クイズも積極的に取り組まれたご様子で、熱心にご質問をいただき、こちらも大変張り合いがありました。有難うございました。

 

 


【Red-Geoオススメ本~地図読み初心者の方向け~】

表紙からして楽しい『ちゃんと地図 らくがきを楽しむ本』
表紙からして楽しい『ちゃんと地図 らくがきを楽しむ本』

地図読みの本はどれも楽しい本ばかり。

読んでいると『ふむふむ』、『へーっ』、『そうかあ!』

あっという間に時間がたってしまいます。

その中でも新旧とり混ぜ、Red-Geoのオススメ地図読み本を紹介します。

いっぱいあって選ぶのに迷ってしまうのですが、今回は[初心者の方にオススメ本]と

いうことで。

 

[描いて遊びながら地図に親しめる]

『ちゃんと地図 らくがきをたのしむ本』

日能研 1993年

小学生向けの本ですが、大人でも楽しめます。

ページをパラパラめくって、好きなところ、どこからでも

色鉛筆などを使って描いて遊ぶことができます。

"縮尺""等高線"という言葉は出てきませんが、終わるころにはきっと身についていることでしょう。

 

[漫画で楽しく地図読みに親しめる]

鈴木みきさんの『地図を読むと、山はもっとおもしろい! コミックだからよくわかる 読図の「ど」』

講談社 2015年

地図読み初心者の著者の体験レポート漫画、とでもいいましょうか。

可愛い絵と著者の本音トークに引き込まれ、本屋で一気に最後まで立ち読み…!?

いやいや、ちゃんと買いました。

初心者ならではの視点で、尾根と谷の概念など分かりやすく説明されており、

ここ数年では一番のオススメ本です。


【地図読み教室_奥高尾】

コンパスを使うときに必要な磁北線。

 

地図の北と磁石の指す北は、八王子市小仏城山ですと西に約7度10分ズレています。

Red-Geoの地図読み教室では、磁北線を記入した地形図を皆さまに貸し出ししています。

「この地形図は翌年以降、使えなくなるかもしれません」と云ったところ皆さんに驚かれました。

理由は磁北線の角度は日々変わっており、場所によっても異なるため。一般に北へ行くほどズレが大きくなります。

約200年前、日本を歩いて測量した伊能忠敬の時代は地図の北と磁石の指す北はほぼ同じで

あったことが分かっています。100年で約3度もズレたのですね。

国土地理院は2000年、2010年と10年ごとに角度の発表をしていましたが、今後は5年ごとの

発表になるそうで、今から楽しみです。

 

 


【ダイヤモンド富士_高尾山】

冬至の高尾山の風物詩、ダイヤモンド富士。

 

日中のお天気は良かったのですが、15時過ぎの富士山は雲がかかっていて、夕日は期待できそうにありませんし、山頂も人出がありません。

山頂のお茶屋さんは、『今日はダメだと思って帰ってしまうお客さんが多いみたいなんです』と仰っていましたので、無理かなと思いましたが、16時10分頃、それまで雲の切れ間から眩しく反射していた光が半円になったと思ったら、富士山のシルエットがくっきり見えたではありませんか。

『おおおー』というため息のような歓声のような声が周囲から上がるなか、太陽の面積が

どんどん狭くなり、きらっと小さなトパーズのように煌いた後は、夕焼けに墨色の富士山が

浮かび上がりました。

 

毎年見られる現象ですが、やはり何度見ても一年の締めくくりと安心します。

 

 


【地図読みの練習に良い時期】

「木の葉が落ちて地形が見やすくなる冬がいい」とよく言われますが、見たい地形を見下ろせる場所ならば、写真のような紅葉の残る初冬もよいですね。
写真はケーブルカー高尾山駅(標高472m)で、八王子市の法政大学のキャンパス方面を見おろせる場所です。
スギヒノキ林と紅葉した落葉樹林のコントラストがくっきりして、尾根と谷を見分けやすくなっています。
新緑の時期もいいですが、紅葉している林の方が見分けやすいです。

温かい服装、双眼鏡、複数の地形図とコンパスを持って、等高線と地形を比べる練習も楽しいですね。

 

 


【森のお魚発見!_吾妻渓谷】

群馬県東吾妻町吾妻渓谷にて。

秋にしか見られない、お魚です。
目玉は一つでなく複数ついている個体もあります。
このまま冬を迎え、翌年春にはこの目玉からまた新しい生命が生まれます。

※※※※もっと知りたい、という方へ※※※※
イヌブナハボタンフシ と検索してみてくださいね!

 

 


【ご当地樹木図鑑】

2010年秋に群馬県吾妻渓谷の木の葉を押し葉にして、カラーコピーをとって以来、各地の木の葉を集めるようになりました。
種類が分かれば自分だけの"ご当地樹木図鑑"になってしまうんですよ。

集めていくと同じ地域でも場所によって木の種類が違うことがわかってきます。

 

【やり方】

  1. 気に入った葉っぱをシワにならないように本などに挟む。
  2. 麓のコンビニエンスストアに急いで行く。
  3. コピー機のガラス面を柔らかい布でそっと拭いて汚れをとる。
  4. 葉のウラを上にして並べて1枚コピー。
  5. 順番を崩さずオモテにして再度1枚コピー。
  6. コピー終了後、ガラス面などに泥やほこりなどついていないか確認。
  7. 葉っぱをしまい、帰り道ははさんだ本を座布団代わりにして座ると早く押せる。
  8. 帰ったらすぐに葉っぱの種類を葉っぱ専門図鑑で調べる。
  9. 取った葉っぱは白い紙にテープで貼る。
  10. カラーコピーを9.と一緒にファイル。

葉っぱの種類を調べるのは、すぐにやってくださいね。

生えている毛が決め手になることが多いので、毛が寝てしまうと識別しにくくなります。
春は秋に比べて葉っぱの中の水分が多く、すぐ変色してしまうので、スピードが勝負です。

 

[注意]「わー、この葉っぱキレイ!」欲ばってたくさん拾ってきてしまうと、
コピー機を待っている方が並んでいるかもしれないので、
考えて拾うことも大切ですね…。

 

 


【40年来の謎が解けた ~真鶴町立遠藤貝類博物館~】

ずっと行ってみたかった、真鶴町立遠藤貝類博物館。

真鶴が生んだ貝類研究家遠藤晴雄さん(1915~2006)が収集された貝を全て収蔵、素晴らしいコレクションを誇ります。

展示室は「真鶴・相模湾の貝」、「日本の貝」、「世界の貝」と3つに分かれ、海だけでなく、カタツムリなど陸の貝類の展示、随所に貝の豆知識展示があり、貝合わせ遊びや細密画体験コーナーなどがあって飽きることがありません。

入館しなくても、博物館入口の前に学芸員実習に来られた学生さん制作の標本や漂流物の展示が充実しており、時間の無い方でもどなたでも気軽に楽しめるし、また入館促進になっているのが良かったです。

 

たくさんの貝の形の面白さや色の美しさにひかれ、写真撮影可能とのことでしたので、

電池がなくなってしまうぐらい撮っていたら、見たことのある貝がいくつかあります。

子どもの頃、親戚からもらった貝の詰め合わせにあった貝。

世の中にはきれいな貝があるんだな、と飽かず眺めていたのを思い出しました。

お土産ですから名前や産地などは書いておらず、40年以上も種類が分からなかったのですが、

写真のイチゴナツモモガイ、サオトメイトヒキマイマイ、ハートガイ…など。

思いがけない再会でした。

 

 


【ムササビの夏ごはん_高尾山】

夏の終わりの高尾の森はグレープフルーツのような爽やかな香りが漂います。
その香りの出どころはこれ。
カヤという木の実がたくさん落ち、何かにかじられたような
歯型がついています。
この時期のカヤの実の中の種子はムササビのごはんになります。
毎年食べに来ているようですよ。

岐阜の方ではカヤにチョコレートをまぶしたお菓子が売られているとか。
人間も美味しいカヤの実、ムササビも美味しく感じているのでしょうか。

 

 


【たまには違うところへ ~仙台市太白山自然観察の森~】

仙台の太白山自然観察の森に行ってきました。

林の下が鮮やかなピンクになっています。
何だろう?これ?東北って植物が関東と違うし、何だろう??
と思って上を見上げると、トチノキが咲いていました。
ピンクはトチノキの花が落ちた跡だったんですね。
落ちた花を拾ったら大変上品な香りがしました。

太白山自然観察の森は無料のガイドツアーがあります。
分かりやすくのんびりしたガイドで、リピータさんも親切に教えて下さるので、初めての方でも楽しめます。

リピータの家族連れが何組か参加していて、お子さん方が初めての参加者に可愛く説明してくれました。

仙台駅からバスが出ていますので、お近くにお寄りの際は行かれてみて下さいね。

 

 


【こんなに小さくとも ~川虫~】

2004年から年に数回行っている、東京都多摩川の支流の上流部での水生生物調査。
川の虫の種類で、川の水のきれいさが分かると知り、始めました。
国のHPでは、川の水質を4段階に分けています。

例えば、

  1. サワガニ・カワゲラの幼虫・プラナリア→たいへんきれい
  2. ホタルの幼虫・一部のトビゲラの幼虫→きれい
  3. ザリガニ・一部のヒル→よごれている
  4. イトミミズ→たいへんよごれている

どのランクの虫が一番多く数が出るかで、判定します。

2か所の場所を決めて、もう10年以上になりますが、
虫の種類もだんだん変わってきたなと感じます。
10年前に比べて水位が低くなってきたためか、
速い流れに棲む虫が減ってきたようです。

また、一年を通じて一定の水質ではなく、
よごれたりきれいになったりするのを見てきたので、
大変面白く、今後もずっと続けたいですね。

 

写真の虫は、「キタガミトビケラ」の幼虫。
『川のミノムシ』みたいで、愛らしい姿です。
水の中の岩にひも付きの巣をつけ、その中で流れてくる虫を

捕まえます。
危険を感じると、自分でひもを切って流れていくので、
水の中に入るとちぎれたひもが岩にブラブラしています。

 

 


【森のそうじ屋さん_高尾山】

初夏から秋に歩くと、よく見かける足の細くて長い生きもの。

「クモ」と言われる方が多いのですが、クモではなく、「ザトウムシ」の仲間です。

クモとの違いは、クモは体が2つに分かれていますが、ザトウムシは分かれていません。

ダニに近い仲間です。

また、クモは生きた虫を食べますが、ザトウムシは弱った虫や死んだばかりの虫を食べるので、「森のそうじ屋さん」と呼ばれます。

 

写真のザトウムシは死んだツノゼミを食べています。

他に見かけた個体はアケビやキイチゴのような柔らかい木の実を食べていました。

 

高尾山では、コースや場所によって見られるザトウムシの種類が違います。

例えば湿った沢沿いを歩く琵琶滝コースでは黒いオオナミザトウムシ、

乾いた尾根沿いを歩く稲荷山コースでは赤茶色のアカサビザトウムシ、

ケーブルカーから上の方では小さな体のモエギザトウムシ。

触っても毒はありません。

前から二番目の足が長く、さぐるように歩くので『座頭虫』の名がつけられたそうです。


【数年に一回しか満開にならない木_吾妻渓谷】

マメ科のユクノキ(雪の木)の花。

 

花期は梅雨の時期ですが、数年に1回しか満開にならないそうです。

渓谷のゆるやかな斜面に生えるので、植林で伐採されることが多く、神奈川県では

既に絶滅したことが分かっています。高尾山には何本かあるのは確認できていますが、花は見たことがありません。

 

分布の北限は群馬県吾妻渓谷とのことで、以前から木の場所をチェックしておいて、

6月になるのを楽しみにしていました。

吾妻渓谷沿いの国道145号を歩いていくと、対岸の渓谷の斜面が白く見えます。

よく似たニセアカシア(ハリエンジュ)の花も同じ時期ですが、白さが全く違います。

双眼鏡でのぞいてみたら、ユクノキで間違いありません。その名の通り、本当に雪のようでした。

 

今まで同じ時期に歩いても気づかなかったのは、やはり満開になっていなかったからなのでしょう。

来年はどうなるでしょうか。

 

 



【吾妻渓谷の紅葉・黄葉】

11月3日に歩いてきました。

今年の夏は暑かったので、紅葉する前に枯れてしまっている葉っぱが多く、全体的に鮮やか、というのではありません。

ただし、例年に比べると紅葉ピークが一気にくるというよりは、場所により長い期間を楽しめるのではないかという感じがしました。

吾妻渓谷の中を歩くのは階段を下りて鹿飛橋を経由して山道を歩かなければなりませんが、右の写真の旧国道145号線(一般車両と自転車は通行不可)の歩道を歩くだけでも吾妻渓谷を見下ろせますし、両側の切り立った岩の紅葉を楽しめますよ。

一部ですが下に吾妻渓谷の葉っぱの写真を載せます。写真をクリックすると説明が出ます。


【ちょっと歩いただけでも…たくさんの木の実】

吾妻渓谷のハイキングコースの入り口にあたる、東吾妻町天狗の湯から猿橋に至るまでの徒歩約10分間の車道は静かな散策コースです。

車はほとんど通らず、平坦な道なので、どなたでも気軽に歩けます。

今回は雨だったので渓谷には入らず、この道を歩くだけにしました。

歩いていくと今は木の実盛り、とでもいうのでしょうか、いろんな種類の木の実に出会えました。

エゴノキの実→

 

クリ。川原湯温泉の宿では栗ご飯がだされるので有名です。

ガマズミの実→

ツノハシバミの実。中身は食べられます。

ホオノキの実。花も大きいですが、実も大きいですね。中に種が何個もはいっています。

サンショウの実。いわゆる山椒はこの黒い種です。

紅葉して葉が落ちる前に、木は地面に実を落とし、その上に落ちてきた葉で寒い冬を乗り越えます。

今だけしか見られない、実り。

おでかけくださいね。


【2018年秋も吾妻渓谷シャトルバス!】

吾妻渓谷は電車で行こうとすると、非常に不便な場所にあります。

が、数年前から秋限定で、最寄のJR吾妻線岩島駅前の国道から渓谷のハイキングコース入口までバスが出るようになりました。

今年は10月19日(金)~11月18日(日)。ちょうど紅葉の見頃の時期ですね!

バス時刻表:東吾妻町観光協会HP→http://www.tohgoku.or.jp/~aysk/pg234.html

岩島駅に到着する電車との乗り継ぎも、お手洗いや買い物を済ませるのにちょうどよい時間です。

ぜひ、お出かけください。

吾妻渓谷の歩き方はこちら


【まだまだ見つかります 吾妻渓谷の花】

猛暑の街中を逃れて、吾妻渓谷を歩きました。

吾妻渓谷は水が流れていても空中湿度が低いので、真夏でも汗がだらだら流れることもなく、ゆっくり歩けば涼しさを感じられるのがうれしいですね。

渓谷を横切る沢がいくつもあるので、その沢に立てば爽やかな風が吹き、いつまでもそこにいたくなります。

今回は、7月の中旬にあまり来たことが無いので、今まで気づかなかったであろう植物をさがしにやってきました。

ナツツバキの花の落ちたあとです。大人の掌の1/2ほどの大きさで、白い絹のような光沢をもっているので、地面の上だと非常に目立ちます。

吾妻渓谷の遊歩道の中ほどにおちていましたが、見上げてもどこに生えているか、他の木に紛れてまったくわかりません。

昨年7月の上旬に同じ場所でおちた花を初めて見つけて、吾妻渓谷にもナツツバキがあることを認識したのですが、そのときもどこに生えているかはわかりませんでした。

遊歩道は崖地沿いにつくられていますので、きっと斜面の高いところに生えているのでしょうね。美しく大きな花なので、満開になっているところを見てみたいです。

今回の収穫は、このバイカツツジの花。背は高くない木なので、きっと何度も目にしているのでしょうが、花は吾妻渓谷では見るのが初めてでしたので気づけてよかったです。

歩いていてふと上を見上げた時に見つけました。2cmほどの小さな花です。

よく見るとかわいらしい形の花ですが、葉の下にひっそりと咲いていました。マルハナバチなど下向きの花にもぐりこめる虫に花粉を媒介してもらうのでしょうか。

何年も同じ道を歩いていても、気づいていないことがまだまだありそうですね。これからも楽しみです。

 


【自然を復活させるとは】

5月下旬、吾妻渓谷の北側にある、野反湖に行ってきました。

「湖」とはいっても、もとは湿原だったのを、新潟県側に電気を送るため、発電用のダム湖がつくられています。

ここは標高約1,500m。5月下旬だというのにまだあたりは冬の感じ、新緑はこれからです。

ダム湖東側につけられた車道を歩いていくと足元にはこんな可愛らしい花が咲いていました。

 

イワナシの花は満開でした→

 

 

ショウジョウバカマ。少しピークは過ぎていました。→

可憐なヒメイチゲの花→

 

 

 

 

いつもの吾妻渓谷ではお目にかかれない高山植物ばかりで興奮してしまいました。

 

しかし野反湖で一番で有名なのはシラネアオイでしょう。

こんな看板がありました。国立公園内での盗掘盗伐禁止とあります。

 

シラネアオイはその姿の見栄えから盗掘がされ、絶滅の危機に瀕したことがあったそうです。

そこで地元の方が種から育て、植え付けという作業をし、増やしていったそうです。

今ではこんな感じになっています。

 

 いたるところにシラネアオイ。

自然界でこんな群落はお目にかかりません。 

 

シラネアオイ畑という感じですね。 

植える活動をしていた方はすでに故人だそうですが、たまたまその場にいらしたお知り合いだったという方にお話をうかがうと、

シラネアオイの株を喰うイノシシ対策に頭を悩ませて、行政にイノシシが来なくなる方法を相談するなどかなり苦労されてここまで来たとのことでした。

自然界の中である特定の種を人為的に増やすと自然のバランスが崩れる一因になります。

何をもって自然とするのか、どこまで人間が介入するのか、改めて考えるきっかけとなりました。

 


【1/14、地図読み教室を実施しました】

締切がタイトだったのにもかかわらず、1/14は5人の方にお集まりいただきました。

毎回、事前のアンケートと予習クイズ(最近は毎回設問を変えています)をお願いしているのですが、予習クイズの正答率が高く、『きっと地図読み初心者ではないであろう』方ばかりでした!

今回は葉も完全に落ち、高尾山方面の展望がよかったので、東高尾山稜~高尾山南側が入る地形図を使い、地図記号の解説や、コンパスで現在地確認をする方法などをお伝えしました。

歩いた道には、ムササビがスギの花芽を食べた痕、ヤブコウジの赤い実、咲き始めたヤブツバキ(写真)が見られました。

地図読み教室の今後の予定は未定ですが、決定しだい、またHP上でお知らせいたします。


【地面に落ちていたものは~ ツグミの静かなお食事】

14日の地図読み教室の下見で東高尾山稜を歩きました。

細い尾根なので、足元を見ながらあるいていると、黄色の小さな植物片がたくさん落ちています。

あまり人に踏まれた様子もないようです。

ということは、落ちてきたばかり?

よく見たら、ツルウメモドキの実の殻でした。

華道をやる方やリースづくりをする方に人気の花材で、この黄色の殻の中に濃いオレンジ色の実がつきます。

道に落ちてるかな、と探しましたが黄色の殻ばかりで実が見当たりません。

どこから落ちてきたのか見上げると、10mはある高い木の枝にツルウメモドキがたくさんありました。(写真では画面左下の方にオレンジ色の実が見えますね)

 

ツルウメモドキはつる性で葉の繁る夏は見つかりにくいのですが、冬は黄色い塊が遠くからでも目立ちます。ここにあるのは初めて知りました。

 

しばらく写真を撮っていたら、他のハイカーの方に聞かれたので、ご一緒に上を眺めていると、すーっと、ツグミが音もなく飛んできて、ツルウメモドキの塊の上に止まりました。

そこで鳴きもせず静かに実をついばみ始めたではありませんか。

黄色い殻だけがはらはらと風に乗って落ちてきました。

どうりでオレンジの実が見つからないわけです。

ツグミが食べてくれなければ、ツルウメモドキの存在に気づかなかったですね。

 


【たまには違うところへ 四万十川の沈下橋】

高知県は四万十川にやってきました。

現地に来て初めて知ったのですが四万十川では洪水の時に水に浸かる「沈下橋」がたくさんあるそうです。

写真の沈下橋は車一台分ぐらいしか幅が無く、子どもでもすぐに飛び降りられそうな高さです。

橋桁が低いということは、万一流されて再度架け替えすることになったとき、安い工事費で済むのだそうです。

柵が無いのは、増水したときに木の枝がひっかからないようにするため。

川と一緒に暮らしてきた人々の知恵のなした技ですね。


【1/14(日)初心者の女性対象!山の地図読み教室開催します 1/12(金)締切!】

終了いたしました。ご参加いただいた皆さま、有難うございました。

 2018年1/14(日)午前9:00~12:00、東高尾山稜にて、女性対象の地図読み初心者向け教室を実施いたします。

詳細はこちら

 


【金比羅台からの夜景】

来月の地図読み教室のコース選びと今週末のムササビ観察会の下見で数年ぶりに金比羅台へ登ってきました。

金比羅台までの道は高尾山の旧道。かなり急でここ数日降雨が無いので、砂地や岩がむきだしになっている箇所は、乾いて少し滑りやすいです。

冬の凍結している時期は下りに使うのは避けた方が懸命かと思われます。

金比羅台には麓からは45分ほどで到着。

振り返ると無数の星をばらまいたような光景が広がっています。

下に見える光の横線は京王線。『銀河鉄道(?)』のようでしたね。

帰りは舗装された1号路で下山。18時過ぎにムササビの鳴き声が下の方で3回ほど聞こえました。繁殖期はもう過ぎたようで、静かな夜歩きでした。


【12/17、地図読み教室を実施しました】

今回の参加者はお二人。地図上で尾根と谷の地形の判読ができる方でしたので、実際の見える風景との比較の仕方、コンパスの使い方を重点的にお伝えしました。

途中、けものがよく使う道や、成虫の姿で越冬する、羽の裏側が真っ白なウラギンシジミなどを観察しました。

最後は地図読みに役立つ本や、高尾山の動植物図鑑のご紹介をしました。

次回は1/14(日)。ご希望に合わせて解説内容を変えていきますので、お楽しみに!


【12/17(日)初心者の女性対象!山の地図読み教室開催します 12/11締切!】

お待たせしました!

12/17(日)午前、東高尾山稜にて、女性対象の地図読み初心者向け教室を実施いたします。

詳細はこちら

終了致しました。ご参加の皆様、有難うございました。

 


【吾妻渓谷のコケ】

八ッ場ダム予定地、群馬県吾妻渓谷のコケの観察会に行ってきました。

コケの豊富さで有名な奥入瀬渓流や北八ヶ岳と異なり、吾妻渓谷はあまり空中湿度が高くなく、比較的乾燥した環境なので、あまりコケは多くないのですが、いくつも沢を越えていくので、湿った環境や乾燥した環境に生えるコケといくつもの種類が見られます。

講師の先生によると、コケを観察するのにおすすめな時期は葉が少なくなった晩秋や春先なのだそうです。夏は他の植物が繁茂しすぎてコケが見えなくなってしまうのだとか。

コケの観察会は、ほとんど歩きません。皆さんすぐに立ち止まってルーペでのぞき込むので、この日は渓谷を半分も歩けませんでした。 

それでも距離にして約500mの山道の間に40種類以上のコケが見つかりました。

 

写真は『オオベニハイゴケ』。

この色は枯れているのではなく、もともとこういう赤茶色なのだそうです。

 

コケには胞子をとばす『さく』というマッチ棒のようなものがつき、その形で種類を見分けるのだそうで、春につく種類もあるので、また春になったら探してみたいです。


【11/8-14に地図に親しめるイベント in 多摩】

『地図展2017 南多摩50年の軌跡』

京王線・小田急線・多摩モノレールの多摩センター駅のそばのパルテノン多摩にて開催です。

11/11-13には地図に関する講演会も事前予約なしで参加できます。

 

日本地図センターHP↓

http://www.jmc.or.jp/event.html


【電車の方に朗報!(期間限定)吾妻渓谷シャトルバス】

2014年秋のJR吾妻線付け替え以来、ずっと不便だった吾妻渓谷へのアクセス。

なんと今年、2017年秋には、期間限定ですが、JR岩島駅から吾妻渓谷シャトルバスが出ます!

50人も乗れるバスですので、混んで乗れないということはきっとないですね。

詳しくは東吾妻町観光協会HPへ↓

http://www.tohgoku.or.jp/~aysk/pg258.html


【ここには生えてなかったのに】

観察会の下見で日影沢林道から小仏城山に登りました。

9月にこの道を通るのは、3年ぶりのことです。

日影沢林道の一般車通行止めのゲートより下は、9月になるとナギナタコウジュとツリフネソウが多かったのですが、今回、この花が沢山あることに気づきました。

ジャコウソウです。

 

以前、高尾周辺ではそんなに株数が多い花ではなく、見つけられたらちょっとうれしい、というような、どちらかというと珍しい方に入る花でした。

この辺りに多く生えている理由は分かりませんが、今後どう変化するか見ていきたいですね。

 


【食べられそうなのに!】

群馬県谷川岳方面にハイキングに出かけました。

水上駅からバスが出ており、谷川岳ロープウェイまでは30分ほどです。

ロープウェイを降りるとすぐハイキングコース。

歩道は整備されていますが、ところどころ木の階段がぐらぐらするところがあるので

注意して登ります。

 それまでの雨が上がって気温が上昇してきたので、

上着を脱ごうと立ち止まったら、横の立ち枯れたブナの木にたくさんの大きなキノコ!

ふくふくして柔らかくいかにも美味しそうに見えます。

キノコに詳しい方にうかがうと、これは夜に光る「ツキヨタケ」。

有名な毒キノコです。

 

 

何も知らなければ何気なく試しに齧ってしまいそうですね…。

 

 


【ウズグモのマンション。】

高尾山の北側、小下沢を歩きました。

以前、キャンプ場があった場所に石垣があり、ふと覗いてみると、直径3cmくらいの白いレースのような円が石垣の隙間にたくさん浮かんでいました。

 

それぞれの円をよく見ると、裏に薄茶色のクモが1匹づつ隠れています。

これはウズグモのなかまの巣。

渦を巻くような網を張るから『ウズ』グモです。

石垣の隙間は暗いので、たくさん住んでいることがわかりました。ウズグモのマンションのようです。

これでは目立ってしまって、虫がひっかからないのではと思うのですが、網を補強するためでは?外敵から隠れるためでは?などいろんな説があるようです。

白い円をつついてみましたが、じっとしてその場からなかなか離れないので、

クモにとってはこの円は隠れ場所なのかもしれませんね。

 


【くるくる花弁はマルハナバチの足場。】

高尾山の北側、日影沢を観察会の下見で歩きました。

写真はこの時期、あちこちで見られるウリノキの花。

下向きの花ですが、開花すると花弁がくるくるとコテを当てたように

上に巻き上がります。

大きな葉に隠れて咲くので、あまり目立たないのですが、マルハナバチにとっては良い蜜源らしく、花から花へと飛び回っていました。

虫にとって下向きの花の蜜を吸うのは大変で、中には下向きだと止まれない種類もいるそうですが、マルハナバチは花弁に足をひっかけ、おしべの間に顔をつっこんでいました。

花弁がくるくる巻きなのは、マルハナバチにとって良い足場なのでしょうね。

また、ウリノキの方もマルハナバチに効率よく花粉を運んでもらうため、くるくる巻きに進化したとも言えそうです。

 


【全身白ですが、これでも草なんです】

宮城県は大崎市にある鳴子峡を訪れました。

現在、鳴子峡の遊歩道は土砂崩れのため通行止めになっており、殆ど水に近づかず森の中を歩く大深沢遊歩道があります。今回はここをゆっくり歩きました。

鳴子峡は紅葉の絶景で知られますが、全身が緑に染まるような新緑の時期もまたいいものです。訪れた日は雨でしたが、森が雨水をしのいでくれ、快適に歩けました。

 

歩いていると、緑の中にひときわ輝く白いかたまりがあります。

近寄ってみると、「ギンリョウソウ」の一群でした。

キノコと間違える人も多いと聞きますが、これでもれっきとした花で光合成はせず、菌類に寄生して生きる植物です。

じっと見ていたらうつむいた花にマルハナバチが潜り込んでいきます。

ハチが来るなら蜜があるのかなと思い、小指を花につっこんで舐めてみると甘い!ハチが来るのも頷ける甘さでした。

東京近辺でも生息し、梅雨の時期に開花しますので、探してみてくださいね。