都会の桜が終わった頃、吾妻渓谷に行ってきました。
こちらでは桜が満開だったのですが、木の葉が出る前の渓谷でぱっと目をひいたのがムラサキツツジ。
他の花が少ない中、あちこちに咲いており、うっとり見てしまいました。
(写真は猿橋から見た白絹の滝とたくさんのムラサキツツジ)
木の葉が出る前によく見えるのは、動物の痕跡です。
この日はクマ棚(木の上でクマが木の実を食べるときに枝をたぐりよせてできるもの)が見られました。
また、10年ほど前に見つけた、サワグルミの木にできたムササビの巣穴の状態を確認しにいくと、巣穴は自然にふさがって小さくなってしまっていました。
サワグルミの根元が八ッ場ダムの水に浸かってしまっているので、木が枯れてしまったのも影響しているのでしょうか。
(右の写真の電線の下に見える小さなくぼみがムササビのいた巣穴です)
ムササビは1頭で複数の巣穴を持ち、木の幹に自然にできた穴を巣穴として使います。
この日は、北東へ4kmほど離れたスギの木に、以前から巣穴ではないか?と思っていたところで最近使われている痕跡が見られました。
この写真だと見づらいですが、ムササビが出入りしたときに穴の横が擦れて木の皮が剥け、新しい木肌が出ているのが見えます。
ムササビは地上を早く走れるような体ではなく、木から木へ飛び移って行動します。生きていくためには連続した森が必要です。
ダムができて7年、ムササビの行動範囲に影響が少なからず出ているものと思われます。
今後も注視していきます。