猛暑の街中を逃れて、吾妻渓谷を歩きました。
吾妻渓谷は水が流れていても空中湿度が低いので、真夏でも汗がだらだら流れることもなく、ゆっくり歩けば涼しさを感じられるのがうれしいですね。
渓谷を横切る沢がいくつもあるので、その沢に立てば爽やかな風が吹き、いつまでもそこにいたくなります。
今回は、7月の中旬にあまり来たことが無いので、今まで気づかなかったであろう植物をさがしにやってきました。
ナツツバキの花の落ちたあとです。大人の掌の1/2ほどの大きさで、白い絹のような光沢をもっているので、地面の上だと非常に目立ちます。
吾妻渓谷の遊歩道の中ほどにおちていましたが、見上げてもどこに生えているか、他の木に紛れてまったくわかりません。
昨年7月の上旬に同じ場所でおちた花を初めて見つけて、吾妻渓谷にもナツツバキがあることを認識したのですが、そのときもどこに生えているかはわかりませんでした。
遊歩道は崖地沿いにつくられていますので、きっと斜面の高いところに生えているのでしょうね。美しく大きな花なので、満開になっているところを見てみたいです。
今回の収穫は、このバイカツツジの花。背は高くない木なので、きっと何度も目にしているのでしょうが、花は吾妻渓谷では見るのが初めてでしたので気づけてよかったです。
歩いていてふと上を見上げた時に見つけました。2cmほどの小さな花です。
よく見るとかわいらしい形の花ですが、葉の下にひっそりと咲いていました。マルハナバチなど下向きの花にもぐりこめる虫に花粉を媒介してもらうのでしょうか。
何年も同じ道を歩いていても、気づいていないことがまだまだありそうですね。これからも楽しみです。