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八ッ場ダム予定地、群馬県吾妻渓谷のコケの観察会に行ってきました。
コケの豊富さで有名な奥入瀬渓流や北八ヶ岳と異なり、吾妻渓谷はあまり空中湿度が高くなく、比較的乾燥した環境なので、あまりコケは多くないのですが、いくつも沢を越えていくので、湿った環境や乾燥した環境に生えるコケといくつもの種類が見られます。
講師の先生によると、コケを観察するのにおすすめな時期は葉が少なくなった晩秋や春先なのだそうです。夏は他の植物が繁茂しすぎてコケが見えなくなってしまうのだとか。
コケの観察会は、ほとんど歩きません。皆さんすぐに立ち止まってルーペでのぞき込むので、この日は渓谷を半分も歩けませんでした。
それでも距離にして約500mの山道の間に40種類以上のコケが見つかりました。
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写真は『オオベニハイゴケ』。
この色は枯れているのではなく、もともとこういう赤茶色なのだそうです。
コケには胞子をとばす『さく』というマッチ棒のようなものがつき、その形で種類を見分けるのだそうで、春につく種類もあるので、また春になったら探してみたいです。