コンパスを使うときに必要な磁北線。
地図の北と磁石の指す北は、八王子市小仏城山ですと西に約7度10分ズレています。
Red-Geoの地図読み教室では、磁北線を記入した地形図を皆さまに貸し出ししています。
「この地形図は翌年以降、使えなくなるかもしれません」と云ったところ皆さんに驚かれました。
理由は磁北線の角度は日々変わっており、場所によっても異なるため。一般に北へ行くほどズレが大きくなります。
約200年前、日本を歩いて測量した伊能忠敬の時代は地図の北と磁石の指す北はほぼ同じで
あったことが分かっています。100年で約3度もズレたのですね。
国土地理院は2000年、2010年と10年ごとに角度の発表をしていましたが、今後は5年ごとの
発表になるそうで、今から楽しみです。