冬至の高尾山の風物詩、ダイヤモンド富士。
日中のお天気は良かったのですが、15時過ぎの富士山は雲がかかっていて、夕日は期待できそうにありませんし、山頂も人出がありません。
山頂のお茶屋さんは、『今日はダメだと思って帰ってしまうお客さんが多いみたいなんです』と仰っていましたので、無理かなと思いましたが、16時10分頃、それまで雲の切れ間から眩しく反射していた光が半円になったと思ったら、富士山のシルエットがくっきり見えたではありませんか。
『おおおー』というため息のような歓声のような声が周囲から上がるなか、太陽の面積が
どんどん狭くなり、きらっと小さなトパーズのように煌いた後は、夕焼けに墨色の富士山が
浮かび上がりました。
毎年見られる現象ですが、やはり何度見ても一年の締めくくりと安心します。